見出し画像

高田の商店街を、大俵が巡行する

 1/8(土)に行われた、大俵巡行へ行って来た。雪は積もっていたけれど、時折青空も見えて、天気に恵まれた印象だ。

伊佐須美神社の境内に並ぶ大俵と俵神輿

 本来であれば、「奇祭・大俵引き」が開催される予定だったけれど、昨年に引き続き新型コロナウィルス感染拡大防止の為、今年も開催は見送られることになった。代わりに、商売繁盛・五穀豊穣を祈って、大俵、俵神輿をトラックに乗せ、大俵引き会場周辺を巡行したのだ。

 昨年末にみんなで手作りした大俵。私も少しだけお手伝いさせて頂き、自分も作った感満載、思い入れ満載で、その姿を見ることを楽しみにしていたのだ。本来であればお祭りで見られれば良かったけれど、こればかりは仕方がない。

仮本殿での参加者のお祓いの後、境内にて大俵、俵神輿のお祓いも

 伊佐須美神社でお祓いをしてもらい、いよいよ高田の商店街を巡りはじめる。先導の広報車では、会津美里町観光協会のいつもお世話になっている方がアナウンス担当。

鳥居をくぐる際に、大きすぎてしめ縄に大俵の上の御幣束が若干ぶつかるアクシデントも

 途中、美里蔵、公民館で一時停車し、ご近所の方々にも間近で見て頂くことができた。毎年楽しみにされている方から、長年住んでいるけど今回が初めて見るの、そんな方まで、思い思いに大俵を見守っていた。

美里蔵前に停車中、ご近所の皆さんが近くで見ようと集まっていた

 商店街を大俵が進むと、お店や家の前に出て見守る人々の姿も。本来であれば、ここで大俵を引き合い、商売繁盛なのか、五穀豊穣なのか、その1年を占う大一番が行われるはずであった。

 会津美里町の大俵は、中にしっかりとした鉄骨の骨組みが入っているため重く、引き手が多く密になる心配がある。そのため、今年も中止が決まったのだ。引っ張ている所が見たいねぇ、そんな声も聞こえてきていたけれど、それは来年を楽しみに待つことに。

商店街の中を進む大俵と俵神輿

 現在は末廣酒造博士蔵の敷地内に大俵は戻っている。沿道からも見ることが出来るので、良かったら今回の大俵も見て頂ければと思っている。私も作ったので、ぜひに!

博士蔵の敷地内に展示してある大俵


この記事が参加している募集

この街がすき

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?