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フリーランスになって1年が経過したので思ったことを書いてみる

2019年2月末で約4年勤めたオプトを卒業し、フリーランスとなってから早一年。

おかげさまで映画を一本撮影することができ、また、たくさんの案件に携わることができました。

自分の人生で一番出張を経験し、一年に2回も海外で仕事をするチャンスにも恵まれました。

一方で会社員時代には経験できない、予期せぬ事態も多々ありました。

僕がフリーランス1年目で気づいたことを備忘録として、ツラツラと書き連ねてみます。

今後フリーランスへの転身に興味がある人の参考にもなれば嬉しいです。

最初に結論を言うと、**フリーランスは常に死がつきまとう状態です(笑)。
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① とにかく、さみしい。

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一人でフリーランス業務をされている方は、これに尽きると思います。
独身ならなおさら。

今までは「会社」という場所があったことで必然的に人と接する機会が毎日ありました。同僚、上司、取引先。

そういったコミュニケーションを取れる相手がフリーランスになってからはグッと減りました。

ウイルス騒ぎでリモートワークを始めた人たちが、

「ランチひとりで寂しいからテレカンしよ」

とか言ってるけど、フリーランスはそれを毎日経験しています。

人と話さない日が続きすぎて、話す方法すら忘れることもあります。

幸いにも僕は常駐先があるので、オフィスに行けば人の温もりに触れることができるのでありがたいです。

② 時間の融通がききまくる

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もはや出社時間などに囚われないミスター・アンチェイン化したので時間は自由に使えます。

昼まで寝てもいいし、遊んでもいい。
一時期は朝4時就寝、13時起きがデフォルトでした。

朝9時に映画館で映画を観てから午後に仕事をすることなんてザラです。

なんなら平日の昼間にメール対応をしながらゲームしたっていいんです。

これだけ聞くとパラダイスですね!

あと、よく言われる「曜日感覚が狂う」という経験はあまりないです。
というのもお取引先や友達たちは基本的に平日仕事、週末休みなので必然的に自分もそのスケジュールに合わせがちです。
(休みの日はお取引先との連絡も制限されますし・・・)

唯一違うところは祝日の有無でしょうか。
毎日が祝日なものですし、毎日が業務みたいなものなので祝日や連休の感覚はそこまで意識しづらいと思います。

③ すぐに浦島太郎化する

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自由は素晴らしいものですが注意しなければなりません。

自由と責任は紙一重。

しっかりと仕事をし、取引先から信頼を得た上でそういった自由なことができるということを噛みしめないといけません。

調子に乗ってしまうとあっと言う間に自由どころか、明日のご飯さえ食べられなくなってしまいます。

あとは人と接する機会を自ら作らないとすぐに世界から取り残されてしまい、浦島太郎化します。

今はツイッターやネットがあるおかげで表面的な情報は得やすくなりましたが、やはりオフラインイベントや実際に人と交流して得られる情報に比べると浅いです。

僕がオプト時代に培ったデジタル広告の知識も、もはや一昔前。
自ら積極的にアップデートを行わないと、持っている技術やノウハウはあっと言う間に腐るので需要もなくなり、死にます。

**そういった時間面と自己投資面での自己管理ができないと、フリーランスは厳しいですね。
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④ お金に対する意識が進化する

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会社組織という守護神の加護を受けられなくなるので、なにもしなければ収入がゼロのままで死にます。

ですので、今まで以上にお金(=収入)を増やす方法を模索し、お金や税金に対するナレッジの蓄積を必然的に実施します。

例えば初期のころ、僕は定期的な収入はなく、スポットでの案件相談が多かったです。
これはこれで映画撮影にも専念できるので、やりやすかったです。
(できない場合は断ればいいので)

ただ、ずっとその状態が続くのは非常に不安。
なので映画撮影後は海外の会社と提携し、常駐という形を取る事で継続的な収入が得られる状態を構築しました。

これでスポットの案件に対応しつつ、常駐先からも継続的に収入が入ってくるという嬉しい状態に。

**会社員より数倍不安定なので、資産運用の勉強なども必須です。
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⑤ 年貢を納める

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お金に対する意識の変化。
その先に待っているのは大正義、確定申告

最初はよくわかってなかったので、とりあえず自分の収入やらレシートなどを管理。
そこまでは誰でもできるのですが・・・問題は最後。

そのレシートの束やクレジットカード明細を処理する時間が途方もなく、精神が疲弊しました。

とにかく入力作業 and 作業(多分合計で30〜40時間は費やしたかと)。

フリーランスになる前は確定申告の辛さを耳にしていたのですが、まさかここまでとは・・・

僕は早めに対応し、税理士さんのヘルプもあったのでまだ楽なほうだとは思います。その手段がない人は本当に生き地獄だと思います・・・

こんなんやらなくていいんじゃね?と思っちゃいますが、青汁王子やチュートリアル徳井さんの脱税事件を見てると恐ろしすぎてそんなことできません。

**脱税のデメリットのほうがメリットを簡単に上回ります。
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まとめ

会社員とは違い、フリーランスは文字通り自由。

何をしてもいい。

けど全責任を追うのは自分。そして常に死がつきまとう状態。

− 人と接する機会が少ないからさみしくて死ぬ
− 自己投資をしっかりしないと錆びて死ぬ
− 病気になったら収入ゼロで死ぬ
− 収入源がいくつかないと死ぬ
− 時間管理できないと死ぬ
− 確定申告で死ぬ

自分で自分のことをしっかりと管理できれば上記の死ぬ確率は低くなるので、管理さえできればフリーランスは楽しいし、生き抜く力は超強いですよ。

働き方の多様性が迫られる時代に突入しているので、一度フリーランスを経験してみるのもアリだと思います。

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