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サボっていたようで、実はパワーチャージしていた話

長かった夏休みが明けた。

初日から子供たちは張り切って自転車に乗ってプールに向かい、そして閉館日だった。

この出来事が2022年の夏休みを全部物語っているのかもしれない…
と、戦い終わりに総括した。

今年の夏は、子供はプールと公園で、母はイベント出店で!という初日の意気込み虚しく、ジリジリと追い詰められた。

プールはコロナ爆発で閉館。学校が休み中だと、拡がりは聞こえてくる母同士の情報のみ。

そんな中、なぜか長男に懐いた小さい女の子軍団が連日ピンポンで誘いに来た。

女の子はソーシャルディスタンスが狭め(笑)

男の子はキャッチボールなど、ベタベタすることがないのだが、女の子は興奮するとスキンシップが増える。(低学年)

もうそこまで感染が聞こえた頃には、公園に行っていいよとも言えなくなって来た。

そして、雨雨雨。

北海道の夏はずっと湿度が高いまま短く終わった。

ある日を境に、仕事を諦め子供と過ごす夏を決心した。
同時に心穏やかに、宇宙とつながるスピリチュアルな時間も諦めた。

我が家の息子は早起きなのだ。
日の出と共に目を覚まし、朝練なんぞをしたらすぐに腹が減る。

子供より少し早起きをして瞑想を…

するには4時起きになる。

ムリだ…(笑)

毎日毎日、二人の息子が母を呼ぶ。
母は一人しかいませんよ。
朝、布団の中でトイレを我慢しながらも気配を消す。

動いたら子が起きる!


修行のような日々だった(笑)

最終日。
やっとカラッと晴れた豪雨の翌日に、この夏最初で最後の湖に行った。

もう水は冷たいが、母も膝まで入りレイキをおろしてグラウディング瞑想をする。

この湖は龍神様が住んでいるという。
天気も良く、風が心地よい。
明日から学校だという解放感もいい(笑)

久しぶりに最高の気分だった。


その晩、次男は胸が痛いと言い出した。

原因はわかっている。

彼は繊細くん。
自分の頑張りと裏腹に、プレッシャーがかかりすぎて行事ごとに嘔吐する。

楽しかった夏休み明けはきっとこうなるだろうと予測していた。

「じゃあレイキしようか」と一緒に寝る。
まだ小さいのでシンボルは使わず、ただ手を当てる。

私も昼間の水遊びと、明日の準備の疲れで一緒にウトウトした。

その時、急に脳裏に人影が浮かんだ。
はっきりは見えないが、3人くらい草の生い茂る川沿いに立ってこちらを見ている老人がいる。
真ん中に髪と髭が長いお爺さん。洋服ではない服だった。

すると突然、息子の胸に手を当てながらウワッと感情が込み上げて涙が流れた。

どんな感情というわけでない。
懐かしさでもなく、暖かさでもなく、憎しみでもなく。

ただ、感情が揺さぶられたのだ。

それが何かはわからない。
ハイヤーなのか御守護の存在なのか、私が覚えていないかつての映像なのか、ただの通りすがりのなにかを拾ったのか…。

ただ私の中で、悪い気持ちではなかった。

私にははっきりわからないが、次男はオールドソウルではないかと思っている。
彼の中にはお爺さんがいるとずっと小さい頃から感じていた。
体こそ小さいが、受けて感じる感性が子供ではないのだと思う。

それを表現、発信する能力がないのでバランスを崩してしまうのではないかと、毎夜の歯ぎしりや自家中毒の症状でうっすらそう思っていた。

もしかしてあの川にいたお爺さんは、次男のハイヤーセルフの姿なのかなあと思いを馳せながら眠りについた。


宇宙は受け取らなくても私たちにメッセージを送り続けてくれている。

何もしなかった夏
何にもなれなかった夏

だけど、確かに何かを積んだ夏だった。

私が見た世界は美しかった。

二度とは来ない幸せな今年の夏を思えば、
残暑すらも愛おしい。


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