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触らしてください!と犬に声掛けをする娘

現在私はポメラニアン13歳♂の愛犬と暮らしている。
その犬は娘が購入した犬である。
もしもオークションで落札できたら飼ってもいい?と
言われて29800円だったような。
そんな価格で無理だから「いいよ。」と
答えたのは年末のことだった。

次の日の朝
落札できた!と喜んで娘は走って私の部屋にやってきた。
「嘘でしょ〜」←これが私の本心だった。
ワクチンやら、血統証やらを取り入れても5万未満だった。
もちろん娘が購入する。

当時は体調不良もあり
車を処分した後だった為
大阪にある高槻まで
二人で電車に乗り受け取りに行くことになった。

2匹のポメラニアンの子犬がいて
どちらがいいですか?と選択があった。
私は決められない。

娘は間髪入れず
この子がいい!と抱きかかえた。
私達は何も考えず寒い
年明けに受け取りに出かけたので
(あれは成人式の日だったような…)
なんと、小さな紙袋に入れられて
家路に向かったのを覚えている。

見た目からも色からも
名前は即答で「たぬき」になった。
命名したのは娘である。

といっても昼間は私と一緒。
夜は娘と眠る毎日だった。
娘はバイト?仕事に励んでいたからいない。

年明けにオークションで落札して
半年が過ぎた頃だったような。

夏頃だったと想う
東京に行くから
たぬきをお願いと言われた。
確かに世話なんてできないよね。
仕事を頑張ってほしいし…
と、ポメラニアン(たぬき)を預かることになった。

実際には私に懐いていたから
嫌ではなかった。

月日が流れ
娘も家庭をもったり
母親の私よりもしっかりと大人になった。

母親を心配して電話が来たり
東京に招待してくれたりする。
なるべく迷惑をかけないように
適当に帰っては来るのだけど
その度にたぬきさんを連れてゆく。

車の練習をして
はじめは車で東京に連れて行ったりしていた。
2回ほど車だったような…。

最近ではケースに入れて
新幹線で東京に向かっている。
私も大阪から神戸に引っ越したりと年月は
生活自体も変化してるのを感じる。

年に1.2回は東京へ
お出かけになるのだが
犬は賢い。
私よりも馴染んで走り回る。
タイトルにもあるのだが
うちの犬は(たぬきさん)は
触られるのが嫌いである。

特にお尻あたり…(笑)

お尻あたりを私の体にくっつけて寝ていても
触ると怒る。
寝返りをうって触れても
「う”〜〜っ!」と唸る。(笑)
噛むことはないけど、しっかり威嚇する。

東京に帰ると
娘はたぬきさんに会いたいから
「たぬき〜ぃ!」と駆け寄る。
部屋は絨毯で広く走り回れるので快適らしい。
だから好きだと想う。

しかしソファーで寝ている時に
「たぬき〜ぃ!」と娘が接近。
触られるのは嫌いなので
いつもの様に軽く「う”〜っ!」と威嚇し始める。
娘が間髪入れず「触らせてください〜」と声掛けをした。
すると面白いことに
仕方ないな〜と言わんばかりに眠りについた。

おや!言葉がわかるのかな?

その娘が発する「触らせてください。」と
下から目線の言葉に思わず私は笑ってしまった。

私も最近では
触らせてください。と
声掛けしながら触れている。(笑)

しかし、実際に何も言わず触ってくるのも怖い話である。
そりゃ威嚇するよね。(笑)

人間の世界での関係性でもいきなり触れば
セクハラ、パワハラものである。(笑)
現在では言葉の確認がないとそんな行為も危険とか(笑)

話は脱線してしまったが
犬であれ尊重して接することは大切だと垣間見た瞬間でした。

こんな話をするのも
明日はたぬきさんの誕生日である。
14歳になります。

私自身の暮らしでも
たぬきさんの存在は大きい。
朝晩の散歩では規則正しい暮らしができるのは
たぬきさんのおかげである。
夜眠りについても側にいて寂しくない。
今も足元で丸くなり寝ている。

オークションで落札して14年になるんだね。
娘よ私の愛犬ゲットしてくれてありがとう。
来月もたぬきさんを連れて帰ります。(笑)
母より。



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