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タガメの乱獲・販売について

みなさんおはようございます、
原直希です。
風邪をひいて家に引きこもること
はや3日、無事に昼夜逆転の
lifestyleとなりました。

本日も22時に目覚めるという
反社会的な起床を遂げたわけ
ですが、アンチドーピング
ならぬアンチモーニング機構に
所属する私も流石に大学は卒業
したいという一心でこちらの
ブログを綴っていこうと思います。


タガメの乱獲・価格

まずこちらのテーマに触れる前に、
タガメの法律上のカテゴリーについて
軽く説明します。

タガメは現在、特定第二種国内希少野生動植物種(←バカ長いので特定二種)に指定されている
生き物です。特定二種に指定されたタガメは現在、趣味・観察目的以外の捕獲行為が法律で禁止されています。
(違反すると個人の場合500万円以下の罰金、5年以下の懲役またはその両方、法人の場合一億円以下の罰金となります。)

そんなタガメですが特定二種に指定されたのは
つい最近のこと。。それまではペットショップやホームセンター、ヤフオクなどで販売がされていました。

みなさん普段はメルカリや
ラクマ、ヤフオクなどのフリマ
アプリを使用されていますか?
私メルカリはインストールしてあって、
過去に購入したデュエマのカードや
厨二チックなデザインの服など何点か
出品しましたが最高で2500円と
いったところ。
もともと高価なものや市場価値が高いもの
を売りさえしなければ、高額転売は意外と
難しいですよね。

そこでタガメはいくらで売られていたんだろうと思い、ヤフオクの過去のデータを調査しました。すると、、


1匹15000!!!!!?????😱😱😱

なんと私が出品した厨二チックな服の約6倍程の価格でタガメは取り引きされていたのでした。しかも実際に取引が完了されているという、、、、、

私の記憶ではホームセンターで3000円程で売られているのが想像しているタガメの値段だったのですが、その頃と比べると5倍近く高騰していることになりますね。
試しに昆虫好きから絶大な人気を誇る
ヘラクレスオオカブトの価格をヤフオクで
調べると

平均価格で約5000円と、タガメの価格が
いかに同じ昆虫として比べた時に高いかが
わかると思います。

何があったのか調査すると、上記した特定二種指定の発表から確定までの間に価値が上がったのだとか。。廃盤の商品の値段が上がる俗にいうプレ値といった状態だったのでしょうか。
タガメの取引でそのような状態になってしまったのは絶滅危惧種ということを考えると最悪のパターンですね😨😨

そうなると今の転売ヤー騒動と同じく、
タガメを高額ではたこうと乱獲が始まってしまう。。と思いましたが、案発表から確定までの期間が冬季であったことと、タガメの冬季捕獲は非常に難易度が高いことから、その報道後の乱獲はあまりなかったと思われます。
環境省のタイミングと対応、素晴らしい✨

環境省によるとどうやらヤフオクでは2015年から19年の間に1500件もの取引があったらしく、その中の約150件は野外捕獲を謳っていたそう。
あくまでヤフオクの中での取り引きなので実際はもっとあったと考えてもおかしくないです。
野生タガメ保全の観点で考えると、元々いた環境からタガメがいなくなることは大きな影響を及ぼします。

タガメの保全・保護を考える身として、
タガメを守るために特定二種に指定されたことが乱獲が減ることに繋がればよいなと考えています。
実際に規制がかかった後にネットオークションでタガメの販売があったらしく、取り引きは行われずにその出品者は書類送検されたというケースもあるそう。

https://media.niche-life.com/series/009/Niche009_02.pdf←本文

世界では商業目的での乱獲が相次いで絶滅してしまった生物がたくさん存在しますよね。
そのような前例がありながら、乱獲が増えて野生のタガメが絶滅してしまう。。
なんてことは絶対にあってはいけないことですよね!!!

タガメの違法取り引きが行われずに、保全・保護活動が進んで数が順調に増えていくことを願い、自分自身できることがないか模索していこうと思います!!


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