5月23日(マツダスタジアム)18時開始予定の中日8回戦のみどころ

予告先発は広島が大瀬良(2勝2敗)、中日が福谷(2勝2敗)

遠征で2つ勝ち越して40試合を消化、20勝20敗。開幕当初、最下位予想が多かった中での大健闘と言えるだろう。

一方、原巨人がヤクルト、中日相手に5連勝で貯金1と息を吹き返した。この間、計31得点。40試合161得点の首位阪神、38試合で163得点の2位DeNAに並ぶ164得点(41試合)で上位3チームはオフェンス面でもAクラスだ。

きょうマツダスタジアムに迎える中日は40試合でわずか105得点。143得点のカープの約73パーセントの“出力”しかない。

そして5月9日の長良川からカープに3連敗したあと、神宮でヤクルトにひとつ勝って…そこから阪神、巨人戦と合わせて7連敗。その計11試合で奪った得点はわずかに25。1試合平均で2・3点となっている。

一方で打撃30傑には細川、福永、大島、岡林、木下が名を連ねる。

特に細川は打率6位(・316)で19打点。5試合連続安打中で本塁打も2発。

さらに4月半ばから四番に固定された石川昂も先の阪神3連戦はいずれもマルチ安打。やはりここ5試合で柵越え2発…

だがビシエドを筆頭に、カリステ、アキーノ、アルモンテといずれもほとんど使い物にならず、直近10試合でのスタメンはアルモンテ(5試合)だけ。

ことごとく補強に失敗している中日の現状は、やはり販売部数激減の親会社の姿にオーバーラップする。

大瀬良が中10日での登板となるが、こればかりは投げてみないと分からない。

5月21日付の「きょうのカープはたぶんこうなる…」で「しかしきょうの予告先発はアンダーソン。先週日曜日の東京ドームでは7回104球1安打無失点だったが、きょうはきょうで投げてみないと分からない。」と記しておいたがまさにその通りになった。

五回途中で右ハムストリングスに違和感を生じて降板…暑さ対策や水分捕球。2度目の日本の暑さ対策など万全でなければいけないのに…、だ。

大瀬良は近年、コンディション不良や違和感などがついて回るようになった。開幕投手として万全の体勢で臨むことがルーティンになっているのに、なかなかうまくはいかないのである。

中日の予告先発は福谷。ここまで8試合に先発して2勝2敗だがクオリティスタートには4回成功。やはり打線の援護には恵まれない。

カープ戦は2戦1勝1敗。4月12日のバンテリンドームナゴヤでは3回1/3、3安打2失点降板。

序盤3回はパーフェク投!だったが、四回、菊池、野間に連打され秋山に四球で無死満塁。ライアン右飛のあと龍馬に2点打された。

5月9日の長良川球場では6回9安打無失点だった。菊池は1安打2三振、龍馬は3タコ1三振、秋山は2安打、ライアンは3の1。五回以外は得点圏に走者を背負いながら粘った。

さて新井カープとすれば当然、きょうからの6試合で交流戦を想定した戦力の整備を進めることになる。パ・リーグ打線に対抗する投手陣をどう配置するか?またDHをいかに有効に使えるか?

…となれば松山、林の子弟コンビのバットが当然注目を集めることになる。マットの離脱は二軍での調整が続く末包にとっては大きなチャンス!しかし林の出番の方が優先されたかっこうだ。

またここ5試合わずか3安打、固め打ち4安打で1500安打達成の日を境に狂いが生じた(DeNA石田や東の“せい”だろう)秋山のバットがまずは右腕の福谷相手に復調ぶりをアピールするかどうかもチェックポイントだ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?