8月8日(東京ドーム)18時開始予定の巨人-広島16回戦のみどころ

予告先発は広島が大瀬良(4勝1敗)、巨人が戸郷(7勝6敗)

今日付けの中国新聞「球炎」で担当する木村雅俊さんが「秋へ突っ走る新井野球」を肯定的に表現している。長らくカープ球団を見つめてきたベテラン記者の眼力とその思い…このチャンネルでもきのう書いたが“褒めて勝つ”が実りの秋を迎えるのか…

コラム内では「手痛い」走塁死の意味や意義にも触れている。昨夜のジャスト4時間30分は両軍、充実した内容で、打った小園や丸がさすがだった。

野間のバットもここにきて神通力を発揮している。新井監督が故障を抱える野間を抜群の起用法でフォロー。結果、野間の打率が小園のそれを上回る“逆転現象”???が起きている。6日は二番、7日は三番野間。ここに矢野も絡んでくる。そうしたパターンを首脳陣は“褒めて勝つ”で作り上げてきた。


今夜も間違いなく好ゲームになる。あす8・9を迎える大瀬良がマウンドに上がる。16試合で4勝だが防御率は0・85。自身のピッチングと向き合う方法を変えたことがこれほどの成長につながるとは…本人もコーチ陣もそう感じていることだろう。

右打者、左打者とも被打率は1割台で、4月から毎月の防御率は1点台もしくは0点台。1イニング当たりに出す走者の数(WHIP)も0・94と際めて優秀な数字になっている。

しかも巨人戦は今季3度投げて1勝0敗、失点ゼロでチームは全勝。6の3と打たれている坂本が昨夜の打撃内容からしても要注意だが、それ以外にマイナス材料は見当たらない。


球宴を挟みここ4試合勝てていない戸郷も燃えているはずだ。こちらは今季、カープ戦4試合に投げて0勝1敗、対戦防御率2・63。

大瀬良と投げ合ったのは5月17日のマツダスタジアムだった。6回5安打無失点の大瀬良に対して5回6安打2失点。初回、小園に適時打され、四回には先頭の矢野に二塁打を打たれそこから失点した。

前回対戦は6月28日の東京ドームで6回2失点の床田に投げ勝つ7回3安打1失点で試合は延長十回、丸のサヨナラ弾だった。五回、堂林に1号ソロを打たれた。

4月19日のマツダスタジアムでは7回無失点ピッチングでもスコアレスドロー。4月12日の東京ドームでは坂倉に投じたフォークを柵越えされるなど5回4失点…

カープサイドから見れば今季の対戦打率は小園が11の6で野間が10の5(三塁打1、二塁打2)

両軍ベンチが総力でぶつかる第3戦も見どころ満載…

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