北海道で5年間勝利なしのカープ、いざエスコンフィールドへ…どうなる?大瀬良vs万波、加藤豪将…

6月6日(エスコンフィールド北海道)18時開始予定の日本ハムー広島1回戦のみどころ

予告先発は広島が大瀬良(2勝4敗)、日本ハムが上原(1勝2敗)

きのう中村貴浩が出場登録を抹消された。野間と入れ替わる形になる。

野間は5月17日に右ハムストロングスを痛めて離脱した。シーズン前、新井監督からは「1回ピリッと来たら100万円、2ピリッで200万、3ピリッで300万。3ピリッで計600万円」と厳命されていた。だが「ピリッ」どころの騒ぎではなくなってきた。大型罰金を回避するには今後、二度と離脱しないしか方法はない?

 
5月15日に打つ方で結果の出ない大盛が松本竜也とともに登録を抹消され16日には曽根と中崎が一軍へ。
 
その直後の野間離脱を受け、19日に林とともに中村貴浩が一軍に昇格した。
 
そして、いきなりその日のナイトゲーム、阪神戦(甲子園)で一番ライトスタメン。1日置いてまた二番ライト。月曜日を挟んでマツダスタジアムデビュー。中日福谷からプロ初安打を放った。翌日には涌井から初タイムリー。翌日、4試合連続スタメンとなって3の0、1死球。
 
首脳陣はその後、上本、堂林を外野に起用した。それでも28日のヤクルト戦(マツダスタジアム)でスタメン起用され3の1、と意地を見せて交流戦に入ったのである。
 
…で、いきなりスタメンで山本由伸と対戦することになり、この日は3の0。オリックス3回戦で代打起用されて犠飛を上げたものの、続くソフトバンク戦では曽根が第2、第3戦でスタメンライト起用された。その時点で首脳陣はすでに今回の入れ替えを決断していたことになる。

 
野間が戻ってくることでソフトバンク戦で2試合続けて二番に入った矢野の上位打線での活躍は見れなくなる?それとも野間が下位に回るのか?
 
きょうの日本ハムの予告先発は左腕の上原。沖縄うるま市出身で広陵OBだから、どんなオーダーで臨むのか?よけいに興味深い。
 
興味深いと言えば、カープナインも首脳陣もエスコンフィールド北海道に足を踏み入れることについて興味津々。
 
ただし宿舎のある札幌市内からおよそ20キロ離れていて、行き慣れていないとよけいに遠く感じる。

広島市中心部から50キロも離れている広島空港が利用者数丁低迷状態なのは有名な話だが、エスコンフィールド北海道も相当、危機感を抱いているらしい。
 
幸いきょうからの3連戦はどの地でも熱い応援を繰り広げるカープファンで賑わうだろう。

 
ただ、敵地での日本ハムとの交流戦は簡単にはいきそうもない。カープは昨季まで交流戦トータルでの勝率が11位(最下位はDeNA)だが日本ハムは3位。そして今季も日本ハムは4勝2敗で2位。
 
交流戦チーム打率・282は12球団3位、10本塁打は1位、防御率2・50も4位だ。
 
交流戦21の11、2本塁打、打率・524の万波、同じく21の10、4本塁打、打率・476の加藤豪将、この中軸の二人の前に走者を置いたら危険…
 
まずは北の大地に立つ大瀬良が自身、8試合も続けて勝ちのついていない交流戦で勝ち切ることができるか?先週火曜日の京セラドームでは、山本由伸との投げ合いで7回2失点と勝ちに値する投球ができていたのだが…


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