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1on1稽古に立ち合うことが稽古となっている

先日、落語の1on1稽古がありました。参加している塾生が文華師匠に1on1で稽古をつけてもらう日でしたので、稽古会場には文華師匠と塾生一人と僕は立ち合いとして参加していました。

他の人の稽古をみているだけでも稽古になる。と、文華師匠は良く言われます。特に1on1稽古では、細かいところを指導されるので、稽古を観ていて、勉強になります。

塾生が受けている仕草や息づかいの指導を自分にあてはめて稽古をすると、それまでと違った動きや表情になっているのが自分でもわかります。

聴き手に、より伝わるように、よりたのしんでもらえるように、工夫しつづけるためにも、自分の稽古以外にも、他の方の稽古を観ることはとても有効であると思うのです。

そういった意味において、今回1on1稽古に立ち合えたのは、ラッキーだなと思います。言い換えると、役得です。

役得を活かして、おもしろい演目に仕上がるよう稽古研鑽していければと、今回の稽古立ち合いで、ぼくの中の「天狗さし」のイメージが定まってきました。

もし刺さる根多でしたら、木戸銭歓迎です。寄席代にして、さらなる刺さる根多を仕入れてきます。