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落語の稽古

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落語塾での稽古模様を記事にしています。
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2022年7月の記事一覧

シャドーイング稽古

車に乗っているときは、発表会で演じるネタの音源を聴いている。台本を覚えるのを兼ねて、演者が話しているのを追っかけもしくは同時に話して稽古をしている。この稽古をシャドーイング稽古と勝手に名付けた。 演者と同じように話すというのは、かなりむつかしい。しかし、一人で台本を口に出して読むより、登場人物の切り替えや息づかいの感覚が掴みやすいと感じており、身になるような気がしている。 間をあけずに進めていたり、逆にたっぷり間を取っていたりとリアルに稽古をつけてもらうのと錯覚してしまう

【300日連続投稿】台本の覚え方

いつもは台本を片手に稽古をしている(はよ覚えろよ)ここ最近はパソコンを開いて、台本を出した状態で本読み稽古をしている。 これが案外イケてる感触があるのだ。セリフを回しながら、しっくりこない箇所を言い直して、しっくりくれば、その場で台本を打ち直す。 これまでは紙ベースだったので修正部は書きなぐっていたが、パソコンだと言いながら打ち込みができるのでとても便利だ。 セリフの微妙な言い回しや言いやすさ、言いにくさがあるので、その場でサッと変更ができるのは、スッキリしてよいと思っ

今日は稽古日

今日は稽古日です。稽古場を提供してくださる企業さんで毎月稽古をしています。 みなさん稽古をしっかりやってきているのか。前回とどんな変化しているのかが楽しみであります。 人の心配するより、自分の心配しないといけないのですが。。

昨日は稽古でした。

月に一度の落語の稽古日。 文華師匠の指導で「天狗さし」の稽古しました。稽古の結果は師匠より元の音源をしっかり聴きこんでください、という内容でした。。 云い方や仕草の稽古をつけていきたいけども、まだレベルに達していないと。反省しきり。。 ただ、「天狗さし」の面白い場面を文華師匠から実演でもって教えていただきました。 実演だけではなく、なぜそうすることで「面白いのか」の解説を添えてもらえるので、噺の面白さに深さが加わって、のめり込んでいけます。 また、メンバーの指導中も実

聴く稽古に立ち戻る

先日の稽古後に文華師匠から宿題をもらった。 それは、元の音源を聴くことであった。米朝師匠の音源で台本をつくり音源を聴き、台本を覚えている最中ではあるが、声を出して稽古をしていた。 だけども、しっかり覚えきれていないこともあり、ここで一度、聴く稽古に立ち戻り、聴くことを15日間、その後徐々に聴くに話すを加えて10日間、それから話すを5日間のイメージで普段の稽古に取り組んでくださいという宿題であった。 これには、理由がある。元の音源を聴くことが一番大切なのだそうだ。声を出す