リスクは大小ではなく種類で判断するべし
こんにちは、いっこくです。
リスクは大小で判断できない
ビジネスでもプライベートでもよく
『リスク』
という言葉を聞きます。
・このプロジェクトのリスクは?
・持家を購入するリスクは?
・この人と結婚するリスクは?
といったケースで「リスク」という言葉は使われます。
ここ重要なことはリスクを
『大小で判断』
している人が多いことです。
具体的には、
・このプロジェクトのリスクは
"小さい"ので成功するでしょう。
・今の家計状態を考慮すると、
持家を購入した後のローンを支払え
なくなるリスクは"小さい"でしょう
・この人と結婚したら不倫される
リスクが"大きい"ので結婚は
辞めた方が良い
といったところです。
しかし、
「大小の基準って何」ですかね?
例えばビジネスの場面を想定してください。
役員に目標計画をプレゼンする時、
「目標達成できないリスクは限りなく小さいです(ほぼほぼ達成できると言いたいのだろうけど)」と言われても、役員は限りなく小さいリスクって何だろう?と感じますよね。
どうなれば大きいのか小さいのか
判断が曖昧なのです。
リスクは種類で判断せよ
この本に書いてあるとおり、ドラッカーは、経営計画を立案する際、まずリスクの種類を明らかにせよと言ってます。
つまりリスクは大小ではなく
『リスクを種類で判断せよ』
と。
<リスクの4種類>
1.負うべきリスク
2.負えるリスク
3.負えないリスク
4.負わないことによるリスク
です。
このようにリスクの種類は何も経営計画だけでなく、あらゆるビジネスやプライベートでも当てはまることです。
もしリスクの判断基準として、、
リスクを判断しようとしていること
(例えば:家を購入すること)が
『3.負えないリスク』
であるなら、負わない方が良いです。
※「3」以外なら、まずはどのリスクなのかを見定める必要があります。
家を購入するリスクを想定した場合
「3.負えないリスク」の筆頭と言えば、
『ローンが終わるまで
ローンを支払い続けられるか』
ですかね。
一方で家は購入派vs賃貸派で議論される時に
家を購入することが
『4.負わないことによるリスク』
があるから"家を購入するべき"という意見もあります。
具体例を一つ挙げると
「老後に家を借りようとしても借りれないケースが多いので、今のうちに購入しておいた方が良い」
ということだと。
「(日本人は)購入か賃貸のどちらか一つを選ぶのが良い!」という特集がよくありますが、そもそもどの種類のリスクに該当するかは各々の家庭環境やリソース毎に変わってきます。
だから(日本人が)どちらが良いか(購入or賃貸)を1つ選ばせること自体間違っていると思いますが。。。
まとめます。
リスクをただ"大小"で判断するには曖昧で見えない部分もありますからリスクを"種類"で判断することで、あなたにとってよりベストな選択が出来ます。
今日は家の購入を例に挙げましたが特にビジネスの場合、上司や同僚、ビジネスパートナー等にリスクを詳細に説明することができます。
その結果、相手にとってもやるかやらないかの判断がしやすいですよね。ぜひ、あらゆるリスクを"種類"で判断してください。
それでは。
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