製作実演01-output

リスクは大小ではなく種類で判断するべし

こんにちは、いっこくです。

リスクは大小で判断できない


ビジネスでもプライベートでもよく

『リスク』

という言葉を聞きます。


・このプロジェクトのリスクは?

・持家を購入するリスクは?

・この人と結婚するリスクは?


といったケースで「リスク」という言葉は使われます。


ここ重要なことはリスクを

『大小で判断』

している人が多いことです。
具体的には、


・このプロジェクトのリスクは
 "小さい"ので成功するでしょう。


・今の家計状態を考慮すると、
 持家を購入した後のローンを支払え
 なくなるリスクは"小さい"でしょう


・この人と結婚したら不倫される
 リスクが"大きい"ので結婚は
 辞めた方が良い


といったところです。

しかし、
「大小の基準って何」ですかね?


例えばビジネスの場面を想定してください。
役員に目標計画をプレゼンする時、

「目標達成できないリスクは限りなく小さいです(ほぼほぼ達成できると言いたいのだろうけど)」と言われても、役員は限りなく小さいリスクって何だろう?と感じますよね。

どうなれば大きいのか小さいのか
判断が曖昧なのです。


リスクは種類で判断せよ

画像1

この本に書いてあるとおり、ドラッカーは、経営計画を立案する際、まずリスクの種類を明らかにせよと言ってます。


つまりリスクは大小ではなく

『リスクを種類で判断せよ』

と。

<リスクの4種類>

1.負うべきリスク


2.負えるリスク


3.負えないリスク


4.負わないことによるリスク


です。


このようにリスクの種類は何も経営計画だけでなく、あらゆるビジネスやプライベートでも当てはまることです。


もしリスクの判断基準として、、
リスクを判断しようとしていること
(例えば:家を購入すること)が


『3.負えないリスク』


であるなら、負わない方が良いです。
※「3」以外なら、まずはどのリスクなのかを見定める必要があります。


家を購入するリスクを想定した場合
「3.負えないリスク」の筆頭と言えば、

『ローンが終わるまで
 ローンを支払い続けられるか』

ですかね。


一方で家は購入派vs賃貸派で議論される時に

家を購入することが

『4.負わないことによるリスク』

があるから"家を購入するべき"という意見もあります。


具体例を一つ挙げると

「老後に家を借りようとしても借りれないケースが多いので、今のうちに購入しておいた方が良い」

ということだと。


「(日本人は)購入か賃貸のどちらか一つを選ぶのが良い!」という特集がよくありますが、そもそもどの種類のリスクに該当するかは各々の家庭環境やリソース毎に変わってきます。

だから(日本人が)どちらが良いか(購入or賃貸)を1つ選ばせること自体間違っていると思いますが。。。


まとめます。
リスクをただ"大小"で判断するには曖昧で見えない部分もありますからリスクを"種類"で判断することで、あなたにとってよりベストな選択が出来ます。

今日は家の購入を例に挙げましたが特にビジネスの場合、上司や同僚、ビジネスパートナー等にリスクを詳細に説明することができます。
その結果、相手にとってもやるかやらないかの判断がしやすいですよね。ぜひ、あらゆるリスクを"種類"で判断してください。

それでは。

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