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子供を塾に通わせる?をきっかけに考えた親のあり方について

知り合いのママさんと子供の塾通いについて話したことがありました。

海外駐在についてきているお子さんも年齢が上がると、塾に通っている人が多いように思います。

日本の高校に通いたいというお子さんも多く、現地では受験の情報が入りにくいので塾に通っているというお話を聞いたこともあります。

インターナショナルスクールに通っているお子さんは、日本語での勉強の不足を補うために、塾に通っているとお聞きしたこともありました。

そういう話を聞くと、我が家の娘の塾通いについても多少思いをはせたりするのですが、「子供のやる気がなければ、通わせてもあまり意味がないだろう」と思い、娘に「通いたい」という意志がない、今のところは、塾に通わせる予定はありません。

そんな話をママさんにすると、「自分もそう思うけど、まわりの話を聞くと焦ったり、悩んだりしてしまう。どうやったら、そんなにふうに思えるようになるのか」と聞かれました。

私も結構まわりの意見に流されてきたので、ママさんの気持ちもよくわかります。

私は「何でこんなふうになれたんだっけ?」と振り返ってみたのですが、思い当たったのは「子供も一人の力のある存在であり、自分が幸せに生きられる方法は知っている。」ということが腑に落ちているからかなあということでした。

私たち親は、子供の将来を心配して、これが幸せへの道だと、自分の考えを押し付けてしまいがちだけれど、本当にそうなんだろうか?それは思い込みに過ぎないのではないだろうか?

子供に苦労をさせたくない、子供のためだと、つい言ってしまうけれど、人はいろいろな大変な経験から、自ら気づきや学ぶことで成長していくものです。

たとえ、順調に「良い大学」に行き、「良い会社」に入った人でも、その後の人生ずっと順風満帆という人はいないんじゃないでしょうか。まわりからは幸せそうに見えても、その人なりに、いろいろな苦労をしているものだと思います。

そう思うと、「子供を信頼して、子供が情熱を持っていることを応援してあげること」しか、親にはできないんじゃないかというふうに感じるのです。

塾通いをしたくない子供に、塾を押し付けておいて「高い塾代を払っているのに勉強しない」とイライラするのは、お金ももったいないし、自分にもよくない気がします。

人生、最短ルートでいくことばかりが良いわけでもありません。振り返ってみると、若い頃に数年回り道をしたところで、人生がダメになるなんてことありません。逆に人生を豊かにできるのではないでしょうか?

いろいろな情報に振り回されがちな毎日ですが、あまり色々考えすぎず、ゆったりとした親でいようとあらためて思いました。

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