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ドラムンベースを聴こう♪

前回の記事では、
ドラマ『眠れる森』('98)を
観ていたら、

劇中にドラムンベースが
使われていたという話を書きました。

今回の記事では、
オススメのドラムンベースの
曲を紹介します。

ドラムンベース:
'90年代にイギリスで
生まれたダンスミュージック。
高速のドラムビートと
独特なベースラインが特徴的。


Squarepusher Theme/Squarepusher('96)

スクエアプッシャーは、トーマス・ジェンキンソンによるソロユニットで、ドラムンベースを代表するアーティストの一人です。
打ち込みだけでなく、ベースが弦によるものであるのが特徴的です(本人の演奏)。
スクエアプッシャーのドラムンベースは、ドラムのサウンドがかなり刻まれているので「ドリルンベース」とも言われます。

Azura/808 State('96)

808(エイト・オー・エイト)ステイトはドラムンベース専門のアーティストというわけではありませんが、やはり、当時のトレンドとして、このようなサウンドを取り入れた楽曲も手掛けたのでしょう。
イギリスのバンド・ラムからルイーズ・ローデスがボーカルとして参加していますが、ドラムンベースのサウンドにボーカルを乗せても違和感がないのがすごいところです。

Tシャツで雪まつり Including 燃えよドラゴンのテーマ/電気グルーヴ('96)

電気グルーヴもドラムンベースのイメージではありませんが、この曲ではもろにドラムンベースなサウンドを展開しています。
ドラムンベースに『燃えよドラゴン』のテーマを結び付けるのは、電気ならではのアイディアです。ドラムンベースのビートとテンポのいい歌が合っています。

4/Aphex Twin('96)

エイフェックス・ツインもドラムンベース専門のアーティストではありませんが、この頃、同じレーベル(ワープ)のスクエアプッシャーに影響を受けてドラムンベースの楽曲を手掛けていました。
なんですが、これもドラムンベースの王道という感じではなく、かなり変則的なビートになっており、そのひねり具合がいかにもエイフェックス・ツインという感じですね。

Circles/Adam F('97)

アダムFはテクノ界の中でもそれほどメジャーな存在ではないのですが、この『Circles』はクラブでヒットしていました。私がテクノにハマりはじめた高校生の頃('00年頃)、それほど音楽に詳しくない人にこの曲を聴かせても、全般的にウケが良かった曲です。
夜を彷彿させる暗いサウンドで、これぞまさに王道のドラムンベースです。

砂の果実(larmes ameres)/中谷美紀 with 坂本龍一('97)

坂本龍一もCMの楽曲でドラムンベースを使っていましたが、Spotify には音源がないので、こちらを紹介します。
『砂の果実』のシングルに収録されたリミックスバージョンがドラムンベースでした。私が人生ではじめて聴いたドラムンベースはこれだったんですよね。静かなパートとドラムンベースが交互に展開する構成です。
個人的にはオリジナルよりもこっちのアレンジが好きですね。

Three Thousand And Five/4hero('98)

4ヒーローもドラムンベースを代表するアーティストです。
4ヒーローはジャズっぽい感じもあって、このアルバムでもその手のサウンドが前面に出ているんですが、この中ではジャズ色が薄めの王道のドラムンベースをチョイスしました。
(ちなみに、ジャズっぽい曲もすごくいい)

Close to the source/LTJ Bukem('00)

LTJブケムはドラムンベースの創始者のように言われることも多い、王道中の王道のドラムンベースアーティストです。
なんですが、私自身は聴いたことがなく、今回はじめて聴きました。
Spotify には彼の'90年代の楽曲がなく、'00年の音源からの選曲となりました。
ドラムンベースというと、他のジャンルを混ぜたりして変化をつけることも多いのですが、こちらの楽曲は混じりけがない、100%のドラムンベースですね。


「ドラムンベース特集」を
お送りしてきましたが、
いかがだったでしょうか。

こういう音楽もかつては、
隆盛を極めた時代が
あったんですよね。

今は打ち込みがもっと進んで、
ボカロなども出てきましたが、
そういう時代だからこそ、

今の音楽とのつながりも
感じられるかもしれません。

また機会があれば、
このように時代に埋もれた
音楽を紹介したいです。



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