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90年代洋楽名盤ベスト10(私選)

'90年代に発表された洋楽アルバムの中から、お気に入りの10枚を選んでみました。
※マイルール。各アーティストにつき選べるのは1枚


10.『Debut』Björk('93)

アイスランドのバンド、シュガーキューブスを解散し、ソロで再出発したビョークのアルバム。ソウル・II・ソウルのネリー・フーパ―がプロデューサーとして参加し、ハウスやジャズの要素を取り入れた作品になっている。

9.『Frequencies』LFO('91)

イギリスのテクノユニット、LFO の1作目のアルバム。
彼らの初期の作品は、シンセサイザー特有の発信音をふんだんに使った「ブリープ・ハウス」を主体とし、それまでのクラブミュージックにはなかったリスニング志向の作品となっている。

8.『The Low End Theory』A Tribe Called Quest('91)

アメリカのヒップホップグループ、ア・トライブ・コールド・クエストの2作目のアルバム。それまでのヒップホップシーンにはなかった、古いジャズのレコードからのサンプリングを使い、斬新なサウンドを構築した。

7.『Experience』The Prodigy('92)

イギリスのテクノロックバンド、ザ・プロディジーの1作目のアルバム。
当時の最先端であるブレイクビーツやドラムンベースを取り入れたハードなダンスミュージックとなっている。

6.『Moon Safari』Air('98)

フランスのエレクトロデュオ、エールの1作目のアルバム。
アナログシンセ、リズムボックスなどの古い電子楽器と生楽器を組み合わせ、独自のラウンジミュージックを確立した。

5.『Hard Normal Daddy』Squarepusher('97)

イギリスのトーマス・ジェンキンソンによるソロユニット、スクエアプッシャーの2作目のアルバム。極端にビートを切り刻んだドラムンベース(ドリルンベース)の傑作となっている。ベースは本人による生楽器による演奏で、ジャズやフュージョンの要素も強い。

4.『Selected Ambient Works 85-92』Aphex Twin('93)

イギリスのリチャード・D・ジェイムスによるソロユニット、エイフェックス・ツインの1作目のアルバム。アンビエントやアシッドハウスの影響が色濃く反映された本盤は、古くから録り貯めていたトラックによって構成されている。「テクノの金字塔」とも称されるほどの名盤。

3.『Two Pages』4hero('98)

イギリスのエレクトロデュオ、4ヒーローの2作目のアルバム。
ドラムンベースを主体に、R&B、ヒップホップ、ジャズの要素も取り入れた意欲作となっている。生楽器によるストリングスやホーンも聴きどころ。

2.『Don Solaris』808 State('96)

イギリスのテクノバンド、808(エイト・オー・エイト)ステイトの5作目のアルバム。テクノにワールドミュージックやジャズの要素も取り入れ、バラエティーに富んだ内容になっている。曲間をシームレスにつないだ、非常にドラマチックな構成。

1.『Positivity』Incognito('93)

イギリスのアシッドジャズバンド、インコグニートの 4作目のアルバム。
歌もの、インストともに名曲が多く、アシッドジャズを代表する名盤の一つでもある。


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