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好きな映画100(55-51)

好きな映画を100作品選びました。

昨年、40歳の節目に選んだもので、ランキングはその時の気分でも多少変動します。

▼前回の記事はこちら


55.レインマン('88)

監督:バリー・レヴィンソン
脚本:バリー・モロー、ロナルド・バス
出演:ダスティン・ホフマン、トム・クルーズ、ヴァレリア・ゴリノ
配給:MGM/UA Communications Co.
はじめて観た歳:19歳頃('02年頃)

子どもの頃に観たような気もするんですが、定かではなく、しっかりと記憶のあるのは、19歳頃に観た時ですね。
自閉症の兄(ダスティン・ホフマン)と事業家の弟(トム・クルーズ)の物語です。とにかく、ダスティン・ホフマンの演技が素晴らしいんですよね。
このような凸凹兄弟が出てくる映画には、他にもアーノルド・シュワルツェネッガー、ダニー・デヴィートによる『ツインズ』('88)があります。

54.グーニーズ('85)

監督:リチャード・ドナー
脚本:クリス・コロンバス
出演:ショーン・アスティン、ジョシュ・ブローリン、ジェフ・コーエン
配給:ワーナー・ブラザース
はじめて観た歳:5歳頃('88年頃)

これも子どもの頃に何度も観た名作です。子どもたちが宝の地図を手に入れて、冒険する物語になっています。
シンディ・ローパーによる主題歌も印象的でした。
子どもの頃は、特にこういう物語が刺さりましたね。
私がチョコミントのアイスクリームが好きなのも、本作の影響です。

53.ベンジャミンバトン・数奇な人生('08)

監督:デヴィッド・フィンチャー
脚本:エリック・ロス
出演:ブラッド・ピット、ケイト・ブランシェット、エル・ファニング
配給:パラマウント映画
はじめて観た歳:26歳頃('10年頃)

これはおもしろいですが、せつない物語でした。
主人公は老人の姿で生まれ、どんどん若返っていく設定で、これは「人とは違う」ことをファンタジー的な設定で表したものだと思います。
人と違うことが、こんなにもつらくてせつないことなのかと、架空の物語でありながら、いろいろと想像させられるんですよね。
なぜ、私がこの映画をはじめて観た時期をぼんやりながら覚えているかと言うと、私がソウルミュージックにハマり出した頃だったからです(劇中の年代に合わせて、その頃に流行った音楽が使われている)。
アイズレー・ブラザーズの『For the Love of You, Pts. 1&2』が使われていて、その楽曲のせつない感じがシーンとすごく合っていたのを覚えています。

52.マトリックス('99)

監督・脚本:ラリー・ウォシャウスキー、アンディ・ウォシャウスキー
出演:キアヌ・リーブス、ローレンス・フィッシュバーン、キャリー=アン・モス
配給:ワーナー・ブラザース
はじめて観た歳:17歳('00年)

『マトリックス』はビデオになった頃(高校生時代)に、親が借りてきて一緒に観たのですが、当時の私は SF が苦手で寝てしまいました(インターネットもまだ一般的でなかったので、仮想空間みたいなものも理解しづらかった)。
時は流れ、20代の中盤に恩田陸の『ねじの回転』という小説に大ハマりし、この作品が『マトリックス』に影響を受けていたことを知ります。
「小説でこの世界観が理解できるなら、映画も観られるだろう」と思い直して、実際に観直してみると、これがものすごくおもしろかったんですよね(その後の私はさらに本作に影響を与えたと言われる『攻殻機動隊』にまでたどり着く)。
2作目以降は、一般的にあまり評判が芳しくない気がしますし、私にとっても1作目がベストですね。

51.フィフス・エレメント('97)

監督:リュック・ベッソン
脚本:リュック・ベッソン、ロバート・マーク・ケイメン
出演:ブルース・ウィリス、ゲイリー・オールドマン、ミラ・ジョヴォヴィッチ
配給:ゴーモン・ブエナ・ビスタ・インターナショナル、ソニー・ピクチャーズ
はじめて観た歳:25歳頃('08年頃)

SF が苦手なのがだいぶ克服できた頃にハマった作品ですね。
リュック・ベッソン監督はこれを撮るための資金をつくるために『ニキータ』『レオン』を撮ったという話も聴いたことがあり、それも興味深いエピソードでした(なんせ、作風が違いすぎる)。
未来や宇宙を描いた SF ではあるのですが、ファンタジー要素も強く、フランスのバンド・デシネ(コミック)、特にメビウスの影響も感じられる独特な世界観です。
オペラと電子音楽を組み合わせたメインテーマも印象的で、私が学生時代から好きだった坂本龍一のアルバム『未来派野郎』とも似た印象があります。

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