ゲーマーの目の使い方はすごい!
池谷裕二氏の著書
『脳はなにげに不公平』を
紹介しました。
この本の中で、
「ゲームがもたらす良い効能」
という記事がありました。
以前から、私も
「ゲームをやることで、
鍛えられる部分もあるよなぁ」
と思っていました。
本の中では、
海外の研究チームが行なった
知見をもとに、
ゲームを遊ぶ習慣がある人は、
動体視力と視覚判断力が高まる
と書いています。
ゲームを遊んでいる人の脳は、
頭頂葉などの特定の部位が
活発化するらしく、
例えば、周囲のノイズに
惑わされずに
脳の活動を安定化させることが
できるそうです。
集中力が持続しやすい
ということですね。
考えてみれば、
ゲームというのは、
プレイヤーの心理を逆手にとった
トラップなどが
たくさん出てきますから、
ゲームをプレイすることによって、
脳が鍛えられるのかもしれません。
私が以前から注目しているのは、
ゲームを遊ぶ時の
「目」の使い方です。
子どもの頃は、そういう意識がなく、
私がこのことに気づいたのも
大人になってからですが、
特に、シューティンゲームを遊ぶ時、
私の視覚はかなり広くなっている
自覚があります。
というのも、シューティングゲームは、
視線を画面の一点に集中していては、
うまく進められません。
画面の全体の変化を捉えつつ、
自機を操作しなければ、
あっという間にゲームオーバーに
なってしまうんです。
私は普段、パソコンを使って
仕事をしているのですが、
この目の使い方は、
仕事の時にもやっています。
パソコンのモニターの
操作している部分を凝視せずに、
全体の変化に注視しているのです。
そうすることによって、
ちょっとした操作ミスや
思わぬ挙動に気づくことができます。
この能力によって、
どれだけ救われたかわかりません。
気がつかなければ、
エラーが出たまま、
データを仕上げてしまうことに
なるからです。
あとからやり直すよりも、
なるべく早く異変に気づいて、
すぐに対処するのが大事なんです。
それと、操作のスピードに関しても、
目の使い方は大きく影響します。
極端に遅い操作のしかたを
見ていると、
画面の一点に集中したような
傾向が見られます。
画面の一点に集中することによって、
うまく視点を切り替えることが
難しくなってしまうんですよね。
画面を切り替えて、
マルチタスクをするのも
困難になります。
言われなければ、
なかなか気づかないことですが、
特に、パソコンを
メインに使うような作業では、
ゲームをプレイする時の感覚が
非常に大事になってきます。
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