見出し画像

私が考える自己責任論

確か2004年頃だったと思う。イラクに人質に取られたジャーナリスト達に対し、時の小泉首相はじめ、政権幹部が一斉に自己責任という言葉を口にした。
これ自体、再三に亘って政府の勧告を聞かずに、ジャーナリスト達が渡航した結果そうなってしまったことに由来するもの。政権幹部たちが怒るのも無理はない。ふと思い出したが、そのジャーナリスト達を反日分子と厳しく叱った参議院議員がいた。ただ、この方の真意は至極尤もであり、言葉が強いだけで批判すべきところは一切無いというのが自分の考えである。

こうつらづらと書いたが、自己責任とは一体なんなのかと問いかけたとき「自己の考えに基づき行動を起こした結果責任」という結論に至った。何だ当たり前じゃないかと思うが、意外にもこれを認めない人が相当数いる。いや相当数どころでは無い。

普段の生活で自分の身体、技能、知識、経験を受け入れ、眼前で起きていることは全て自己責任ととらえることで心の持ち様が軽やかになる。たとえ不条理な出来事でもそう考えると全く別の角度から新たなものの見方が出来る様になる。大丈夫、何とかなるさ。生きていれば。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?