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インドのサステナブルな村の暮らし③-動物と共にある生活-

नमस्ते।
2017.3の日記より

インドのサステナブルな村の暮らしシリーズ3回目の今回。
テーマはこちら。

サステナブルポイント3: 動物との暮らし

インドのとある農村で出会った子牛たち


インドの村ではどの家も、ほとんど必ずと言っていいほど動物を飼っています。

動物を飼ってる、といっても日本のようにイヌやネコなどのいわゆる”ペット”ではもちろんない。村で多く飼われてるのが、牛、水牛、ヤギ、ニワトリなどいわゆる"家畜"の部類。

村人の生活はこれらの動物たちと共にあります。


私が滞在してた村人の家では水牛と牛を何頭か飼っていました。

夜、次の日の朝牛に与えるエサを準備。
畑からエサ用の草を取ってきて、
包丁でバンバンぶった切っていく。

それを切り刻んだワラと混ぜておいておく。

朝8時頃エサをあげに牛舎へ。
牛舎と言ってみたけど、ただの掘っ建て小屋みたいな、
壁のない家根だけある場所です。

エサと一緒にバケツを持って、水牛の乳搾りもそのときに行う。

チャーチャー(ヒンディー語でおじさん)にわたしも牛の乳搾りしたい!と言ったらとても喜んでくれて、それから毎朝晩一緒に乳搾りへいきました。

しかしこれがとっても難しい!

チャーチャーは両手を使って
二刀流でビュービュー出してるのに、

私はどれだけがんばってもシャァー・・・としか出てこない。笑


バケツ満タンに乳を絞り家に持って帰り、
それをすぐにチャイと一緒にいただく。

街で飲むチャイよりも色味も風味も優しい。

一回搾りたての牛乳を飲ませてもらいました。

なんていうか、、、
スーパーとかで手に入る牛乳の強い味や香りはなくて
舌触りも味も香りもすごく優しかった。

搾りたてで、まだほんのり温かくて、
こうやって搾ってすぐに飲めることにとても感動しました。

また、絞った乳はこうして牛乳として飲むだけではありません。
ギーを作ったり、ヨーグルトを作ったり。
牛乳を使って乳製品を作ること、それもまた彼らの生活の一部になっています。

乳しぼりをするチャーチャー

優しくて大好きなチャーチャー。
元気でいるだろうか。

愛らしいツーショット


このように、私の訪れた家では水牛や牛を飼っていました。

彼らの糞は以前の記事でも紹介したように、毎日料理を作るときに役立つし、家を作ったりなどその他いろんな場面でもかかせない。

彼らの乳は毎日絞っておいしくいただく。

農業の時期が始まれば農業にも携わる。

動物との暮らし。

それは循環する暮らし。

すぐそばに"いのち"を感じる暮らし。


子どもたちも、そばに動物がいることが当たり前。
一緒に牛の世話をしたり、赤ちゃんが生まれるととても可愛がる。

そんな彼らの生活が羨ましくもあります。


もっとインドの村の暮らしを知りたい。
また行きます!


それでは。

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