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私の新時代の目標、ことばのコミュニケーションの形を変える

平成31年4月1日、新たな元号が発表されました。

『令和(れいわ)』


出典として『万葉集』が選ばれたことが話題になっていますが、私も少しドキドキしています。

日本最古の歌集『万葉集』の歌の作者には、天皇や当時のホームレスだけでなく、『竹取物語』(通称:かぐや姫)に登場する仙女までが含まれるからです。
現代の技術立国にして、おとぎ話そのままのファンタジー国家、私が日本を好きな理由のひとつです。

新たな時代を迎えるこの国で、これから自分は何がしたいのかな?と、改めて考えてみたときに

「ことばをみんなと学びたい」

という目標が見つかりました。
ただそれは、知識を増やして作文技術を向上させたいという意味ではありません。


わかりにくい、大人達の日本語

皆さんはこれまでに誰かと話すとき、相手の言葉の意味をうまく理解できなかった経験はありませんか?
あるいは、自分の周りやテレビ・ネットなどで会話のかみ合わない人同士を見かけたことは?

実は私、子どもの頃から周りの大人が使う言葉と行動をずっと不思議に思っていました。それは例えば、こんな場面です。

▪️人の話は聞きなさいと言いながら、
      人の話を聞かない大人
▪️嘘をついてはいけないと言いながら、
      嘘をつく大人
▪️まじめにやりなさいと教えながら、
      きまじめすぎると言う大人

ただ、昔は不思議で仕方がなかったこれらのことも、主語や動詞を省略することの多い日本語話法ではある程度、避けられないことを知りました。

そこで、せっかく自分も大人になって新時代を迎えるのだからこの違和感と向き合い、何か解消できる方法を考えてみようと思いつきました。

日本が言霊(ことだま)の国ならば

「令和」という新たな元号には"人々が美しく心を寄せ合う中で文化がうまれ育つ"という意味が込められていると聞きます。

日本語の誤解を招きやすい性質そのものは変わりませんが、昔の人の教える「和をもって貴しとなす」の意味は、今の社会にあるようなあいまいさの中でしか実現できないようなものではないと信じます。

それで私は、ことばをこれからさらに学び、使いこなせるだけの心を育てることから始めたいと思います。そして、新しい時代と文化を皆さんと一緒に楽しんでいきたいです。


どうぞ皆さんも良き令和のスタートを!


今日の空でした。





『竹取物語』に登場する仙女が
   竹取翁に向けて詠んだ歌。

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「否(いな)も諾(を)も
欲しきまにまに赦(ゆる)すべき
貌(かほ)見ゆるかもわれも寄りなむ」

「いやだ」も「はい」も、私の好きなように許してくれそうなお顔に見えます。それでは、私もその教えに従いましょう。
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人の教えに従うのはその言葉だけでなく、心の広さによるものだと伝えています。 

万葉集の完成は延暦2(783)年
古来から日本人がことばに込めていた心を感じられる、私の好きな歌です。










「時代が大きく変わる」

この言葉どおりの意味を感じています。




来月以降は、これ以上ないほど大きな時代という節目を自分の人生の節目に重ねて、勢いあるスタートをきりたいと思います。

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