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体調不良で休むだけで自分に言い訳して面倒臭い人間になって

一昨日、昨日と、夜遅く帰宅した。
知り合いの仕事を手伝っていたのだが、昨晩の帰り道に急に全身が疲労感に襲われて、喋るのもしんどくなってしまった。

本日も出かける予定だったが、この感じは途中でしんどさが増して迷惑かけてしまうパターン。心苦しいが休ませてもらうことにした。

相棒の耳長さんにご飯やお水。人間が世話をサボると死んでしまう。
耳長さんが私の元へ引っ越して8ヶ月。健康で元気で本当に嬉しい。

体調はイマイチだが、ベッドに転がって磨りガラスから入る日光を浴びている。
入院していた頃を思い出す。
なかなか退院出来ず、辛かったなぁとか。タバコが一日10本で嫌だったなぁとか。
かれこれ1年くらい出たり入ったりしていてろくなもんじゃなかった。
それに比べたら今はだいぶマシだ。
退院してからは、脳病のことを隠して働いていた。治ったわけではなかったようだが、自分としては入院前よりはマシになったと思っていた。
もう逆戻りしたくない!とだけ考えて、パニックも不安も痙攣も人に相談せずに無視していた。

しかしいつか限界は来てしまう。

どんな限界が待っていたかは詳しく書く気がないが、とにかく周りから見て一人にしておけないくらい酷くなっていたのは確かだ。

ベッドで寝返りうちながら思う。
少し前までこのことは恥だった。今でも人に話したい出来事ではない。しかし、限界が来る前に行動をセーブしなければならないことを知る機会になった。

以前は自分がぶっ壊れる予兆があっても我慢して走り続けていた。調子の悪さを気合で治そうと思っていた。
それはうまくいかなかった。
違和感があれば立ち止まるのが今出せる答えだ。
突っ走るのもしんどいが、立ち止まるのもしんどい。
どこまでできるのかできないのかを判断するのは難しいからだ。それにこれぐらいで休むなんて怠けていると思われるかもしれない。ずる休みと思われるのは人間が小さい私にとっては辛いことである。

だがもう仕方ない。

私は私を支えてくれている周りの人間を信頼して感謝することにした。
もしずる休みと言う人がいたら、それは仕方がないし、ごめんねと言うしかない。

最初から私は自分が思うよりできることが少ないと言うことを認めなければいけない。
プライドが高いから自分ができないと認めるのは難しかった。

難しいけどやるしかない。
そして休むならしっかり休まなければならない。
耳長さんは私の手本のように、遊ぶ時は遊び休む時は休む。

体調不良で休むだけでこんなたくさんの言い訳が必要になってしまうのが私である。自分のことながらめんどくさい人間だと思わずにはいられない。

そんなわけで今日は午前中から意識して行動をセーブしている。
生きるのが辛い、がいつも文章のテーマなのだが、どうもこの辺の自分の気持ちを言語化するのが難しい。
どんな行動をとるにしてもいつも何かしら不安で怖くて自信が持てない。
自分の気持ちを人にうまく説明できていると思えない。
特に体調が悪くて休む場合などはこれぐらいで休むなんて甘えだと思われたら嫌だとばっかり考える(今まではそれが嫌だから無理してきたんだけど、無理がたたってぶっ倒れてた)。
本当にめんどくさい性格だと思う。生きるのが辛いのもあるけど生きるのが下手だ。
嫌われようが何しようが、もう少し生きる軸というのがないとダメなんじゃないか。
特に体調管理とか、体を休ませることやリラックスさせることに関しては、しっかりとした自分の意見を持っていないと。

自分の体のことは自分が1番よくわかっていないと。

私は誰からも責められたくないがために、悪者になりたくない気持ちが強すぎて、八方美人になって、仕事を早く切り上げたり疲れすぎたら休んだりをおろそかにしてしまった。
結果、本当に大切な人たちに心配をかけて迷惑をかけてしまった。
私が悪者になりたくないと思った時に周りにいた人たち(仕事の同僚や上司)は、いい迷惑だと思う。
あんなに張り切って仕事をして元気いっぱいだった人間が、実は表面上元気だっただけであり、いきなり布団から出られなくなって職場から消えるのである。
いつも言われていたのが、調子が悪いようには見えなかったと言う言葉。
社会人は体調管理も仕事との考え方を間違って受け取っていたように思う。
ストレス耐性がへぼすぎるのをもっと自覚していなければならなかった。

じゃあこれから対処していくか…。お医者さんと相談して、限界に達する前に休むしかない。

今日の体調不良も、昔だったら無理をして突っ走っていたレベルなのだが、なんだか本能的に?今日仕事したら体的にも心的にもやばいぞと言う予感があった。
気心が知れていて信頼できる人と仕事をしているので、素直に自分の状態と気持ちを話すことができる境遇なのがとても助かっている。
そうだ。今まで働いていてこんなに恵まれた境遇はなかった。
フルタイムで動いていた時のような収入はないが、私が外の世界に触れることができる場所を提供してもらっていて、病気のことも理解してもらっているし、そこにいる人たちの状況を私もわかっている。
派閥もない。お昼休みに団体行動しなければならない暗黙の了解もない。誰かをいじっていじめる人もいない。みんながソロで、認め合ってはいるがベタベタしていない。

ありがたいことである。
やっぱり今日休ませていただいたのは申し訳なかった。
だから十分に休んで引きずらないようにしたい。

たぶん私は自分が思うように動けないことが悔しい。
理想と現実が合致しないことが悔しい。
自分が思うより自分が大したことがないのが悔しい。
自分が思うより自分が怠け者であることが悔しい。
役立たずなことが悔しい。

しかし仲間にこんな事は言わない。絶対に怒られるからだ。仲間私のことをそんなふうに思っていない事はよくわかっている。とてもよくしてくれているし大切にしてくれている。
仲間や家族にとって私は自分が思うより大切な存在なのだと思うと嬉しくなる。
だから何とか持っている。

家族との関係も若い頃に比べてだいぶ良くなった。

とにかく自分を攻撃してしまう癖がなかなか治らない。
体調不良で休むだけでこのザマ。

この話にはまだ結論とか終わりが見えてこない。ちゃんと休もう。

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