うねりノート#4 星は瞬いていた
子供は空を見ていた。夜空だった。
私は子供になってみた。
子供はひとつの星を見ていた。星は子供に語り続けていた。
星は星だから、人間の言葉ではなく、星なりのやりかたで「強さ」と何度も何度も子供に伝えていた。
子供は電気以外で動くものを見たことがなかった。
星は瞬いていた。
子供のために、子供に向けて。
子供は泣いていた。
子供は星について学びはじめた。
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