パニック障害を薬を使わず克服した話⑤ 〜予期不安が起こったら〜
パニック障害だった27年前。
当時の夫は、夜中に発作が起きても
全く助けにならない人でした。
呼びかけても、揺さぶっても
一切、起きることがないというタイプ。
子どもたちはまだ小さいので
怖がらせたくないので、
20代の私は、一人でこの「パニック障害」と
格闘していました。
それでも、どうしても離婚したい!
離婚して子どもたちを育てるためには
なにがなんでもパニック障害を克服するのだ!
という一心で、私はいろいろ試しました。
借金ばかり重ね、どんどんお金を減らす夫。
娘たちに、躾と称して暴力を振るう夫。
そんな夫から、かわいい娘たちを引き離して
育てていくためには、強くならざるを得なかった。
そのために
予期不安を酷くさせないこと。
なんていうか、予期不安って
風船やシャボン玉のように
少しずつ成長していきますよね。
大きく育つと壊しにくくなるので
早いうちに、消し去ることが大切。
そこで、普段からやっておきたい
いくつかの「整える方法」があります。
まずは、
呼吸法をマスターしておくこと。
また、「背中をギュ!」を
覚えてもらいたいと思います。
肩甲骨の間を絞るように
キュッと寄せることで
背中にある「心に効くツボ」を
一気に刺激するのです。
そして、「自律神経が整うツボ」を
普段からマッサージして知っておきます。
また、すべての関節を柔らかくしておくことが大切です。
関節が動き、筋肉が動き、血行がスムーズであることで
「リンパ」や「氣」の流れもスムーズになります。
指回し、手首回し、首回しなどをよくしていました。
●自律神経が整うツボ
・手のひらの中央 労宮(ろうきゅう)
・足の裏の中央の上から1/3あたり 湧泉(ゆうせん)
・背中の背骨の両側にある 肝兪(かんゆ)・心兪(しんゆ)
・みぞおちにある 鳩尾(きゅうび)
・臍の下にある 天枢(てんすう)・関元(かんげん)
・耳にある 神門(しんもん)
耳ひっぱりも、すごく気持ちいいし整いやすいですよね。
これが普段から毎日しておくことです。
私は、自分でこうしたツボにお灸もしていました。
予期不安がきたときには
それでも突然やってくる予期不安。
小さいうちにこの気配を消すために
私がやっていた方法は、
1)
もしも横になっていたら、身体を起こす。
2)
背中をギュッをしてみる。
背中のツボを刺激するのです。
3)
それでも怪しいなと思ったら
「4・4・8呼吸法」を試してみる。
少し落ち着きそうになったら
おもしろい、もしくは、メルヘンな
動画(当時はテレビ)を見る。
そうして、
「発作」から「画面の世界」という
別の場所へと
意識のフォーカスを変える訓練
をするのです。
すると、いつのまにか
「怖い」「真面目」なモードが
「ゆるい」「ふざけた」モードに
切り替わります。
緊張が解けたら
パニック発作も起きにくい。
つまり、「弛緩」「ゆるい」「だらけた」
という「解放」の状態を
自分のなかに作ってしまうと
パニック発作には
なりにくいのだということを
知っていただきたいのです。
①意識を「発作」から「別のもの」へ切り替える
②緊張を解いて「緩める」
この流れが必要です。
また、別記事でも書きましたが
パニック障害は「胃腸」の調子と
大きく関係しています。
特に、「食べ過ぎ」には要注意。
そして、「食べる」以外の
発散方法を持っておく必要があります。
また、
普段から「横隔膜」を
たくさん使って
柔らかくしておく必要があります。
「笑っていますか?」
普段、笑ったり泣いたり
感情表現を豊かに表現している人は
おそらくパニックにはなりにくいでしょう。
そして、ポリヴェーガル理論によれば
「歌」もトラウマを癒す効果があるので
歌うことも、絶対におすすめです!
そのほか、
全身の血流をよくするために
全身運動をするのもおすすめです。
個人的には、踊ることがおすすめ!
全身の血流を良くすることはあらゆる症状に効果的です。
なぜなら、私たちは「動く生き物」=「動物」なのだから。
本来、もっと動くべきなんです。
私は、夫婦でこんな活動「ドラムでダンス部」もしています。
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