見出し画像

パニック障害を薬を使わず克服した話④ 〜具体的な方法・呼吸法など〜

1997年にパニック障害を発症してから4年、薬を使わずに2001年に克服した私の克服方法をお伝えしています。どういう人がなりやすいか、きっかけなどは別の記事に書いています。

パニックは、医学や心理学などの学問だけでは治りにくい病気です。必ず、自分の身体の声を聞き整え、自分の魂(精神)を紐解き、禅の思考(いまここ)を学び、心の鍛錬をする必要があると、私は思います。

今回は、大まかに私が役に立ったと思っていることをお伝えします。

●思考:書物や情報など
心理学や精神医学よりも「禅の思想」がかなり役立ちます。もしも、心理学にヒントを求めるならば、禅の影響を受けた「森田療法」や「ゲシュタルト療法」は、パニック障害のヒントがいっぱい。「ポリヴェーガル理論」も役立ちます。医学系なら「自律神経」を整える方法が書かれた書籍がおすすめです。

●身体:①運動

パニック障害は身体のエネルギーの循環と強くリンクしているため、運動不足だと治りにくいです。森田療法では、禅寺のように掃除を日課とするなどしています。全身運動がおすすめです。

また、発作時には、まず背中をギュッがおすすめです。

●身体:②食生活
食生活とも私は関係があると考えます。

内容:自律神経を整え血行や呼吸を整えることが重要なので、和食を中心に、菜食ではなく、肉や魚などもほどほどに取り入れつつ豆を主なたんぱく質とする食事に変えました。根菜をしっかり摂ることが大切です。なるべく地元で採れたものを、収穫してからなるべく早く食することが重要です。

量:発作が起こる日は、わりと食事を食べ過ぎていました。胃腸と自律神経がリンクしているので当然です。そして、「横隔膜」とも関係しています。横隔膜がしっかり動かせない「満腹」の状態がよくないのだろうと推察しています。例えば、50代になってからは、晩ごはんの量を減らす、もしくは食べない、寝る4時間前には食べ終わっておくなどの工夫もしています。

●身体:③祓う
パニック障害になる人は、繊細さんが多いです。いろいろな方のエネルギーを受けていますので、「塩風呂」「酒風呂」に入ることも大切です。湯船に塩(海塩)とお酒(清酒)を入れて首まで浸かってみるのもアリかも。いろんなエネルギーを落とせます。

●身体:④整える(呼吸)
治した方はほとんど「呼吸法」を取り入れています。呼吸法についてはお好きなもので大丈夫。私は、普段の呼吸法は「ボイスアート」がおすすめです。この呼吸法は、私もお伝えできます。

そして、発作が起こり始めたら「4・4・8」の呼吸法がおすすめです。
この呼吸法は、現在、ハーバード&ソルボンヌ大学 根来教授の超呼吸法として有名になっています。でも、坐禅やヨガなどの関連の流れですでに知られていたもので、私は、20年以上前にこの方法で、パニック障害の発作を消失・軽減させました。

●448呼吸法
①まず吐きます(吐くことが大切です)
②4つ数えながら 鼻から吸う
③4つ数えながら 息を止める
④8つ数えながら 鼻から息を吐く(口から少しずつふぅ〜でもOK)


この②〜④を繰り返していくと、いつのまにか発作が消えます。

この呼吸法をする前に、まず背中をギュッをしてから始めるのがおすすめです。何度も克服すると、そのうち、背中をギュッをするだけで、発作が即時に止められるようになります。


このほか、私がおこなったのは、認知行動療法。こちらは別記事にて、ご紹介します。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?