【あなたを救いたい】いじめが加速する理由と対処法

◆ いじめ撲滅！いじめ反対！

そう訴える学校や社会がほとんどなのに、現状はどうでしょうか？子供から大人まで幅広い世代でいじめが加速していると私は感じてしまいます。
いじめが起こる原因については後述しますが、近年このイジメが加速している原因があるのです。

結論から言いましょう。

子供も大人も夢中に使うスマホの普及がいじめを加速させるのです。

◆そもそも何故いじめが起こるのか？

それは、子供も大人も同じ理由です。

「心が寂しいから」

そう、いじめる人は心が寂しいと訴えているのです。
親が共働きで構ってもらえない。
友人や恋人に構ってもらいたい。
1人ぼっちは嫌なんだ。
私・俺を見て欲しい…。

その心の叫びが「いじめ」という行為につながります。
しかし、この原因には賛否両論あると思います。色んな意見があっていいんです。そうやって多くの人がいじめについて少しでも関心を持つことが大切なのですから。

◆ どこからがいじめ？

これに関しては文部科学者が明記しています。

いじめの定義
「いじめ」とは、児童等に対して、該当児童等が在籍する学校に在籍する等当該児童等と一定の人間関係にある他の児童等が行う心理的又は物理的な影響を与える行為（インターネットを通じて行われるものを含む。）であって、当該行為の対象となった児童等が心身の苦痛を感じているものをいう。

また、重大事態（生命や身体に関わる事態）については調査組織を設置し、事実関係を調査するとも明記しています。

つまり、いじめている加害者がどう説明をしようが、どう感じていようが関係なく、調査組織と専門家により被害者の心情を重視し、被害者の生命が守られるということです。

詳しくは文部科学省のHPへ→こちらをクリック！

◆ 原因とどう向き合うのか

では、いじめを加速している原因となっているスマホがどのような被害を生んでいるのか、その一例を挙げます。
（これは今まで私が教えてきた塾生が、実際に経験した内容です）

例えば、スマホ保有者のみでグループLINEを作り、その中で会話を進め、スマホを持っていない子が学校内で話に入れないようにする。
というものです。小学生はこのパターンが増えている為、遅くとも小5からスマホを持たせる親が増えています。

また、LINEでは大人数でグループを作り会話することが可能なので、操作になれていなかったり口数がそもそも少ない子は会話についていけないことが多々あります。
意見を言わないことで、周りが不信感を持ち仲間外れにされるというケースもよくあります。
お分かりの通り、このケースは意見を言わないのではなく言えないのです。話の展開が早すぎるのとスマホ操作の不慣れさから、会話に追いつけないのです。

また中学生はテスト前のみスマホを没収する親がいますが、ここにもいじめはあります。
この間に自分だけしらない約束があったり、会話についていけなくなってしまい、仲間外れになることも多々あるのです。

それなら、スマホなんて最初から持たなければいい！！とスマホを与えなけれは、お子さんは辛い学生生活を送る事になるでしょう…。

大切なのは、スマホとどう向き合うかなのです。

ここでキーパーソンになるのが「親」です。
親がある一定のラインを引いてあげるしかありません。

小学生からスマホをもつなら、使えるのは夜8時まで。親の携帯のお古を与え、自宅のWi-Fiでのみ使用できるようにする。そして親が携帯をチェックする。

中学校ならテスト2週間前は携帯を朝のみ使用可能にする。成績がある一定基準より下がれは携帯没収。
など、それぞれの過程で制限するのです。

これは子供から反発がくるかもしれませんが、どうしても使えない理由が親であれば、それは仕方ないと諦めたり周りも認めます。

こうやってスマホとの距離を適切に保ってあげて下さい。そして、我が子が被害者や加害者になっていないかを定期的にチェックしてください。
これを怠る大人がいるから、影で行われている陰湿ないじめが加速してしまうと私は考えています。

◆ いじめられた時のマインドコントロール

先述しましたように、いじめの原因は老若男女問わず「心が寂しい」ことなのです。

目立ちたい。
あの人が妬ましい。
あの人をとられたくない。
あの人よりも私を見てほしい。
1人は嫌…。

そんな人たちが「邪魔者を排除」するために仲間を作りいじめるのです。

集団で…。

そう「集団で」です。

だから、こう考えてください。

いじめている人は心が寂しいんだ。
私には大切にしてくれる親がいる。
（おばあちゃんや友達・先生・彼氏など）
いじめている人は私のことがうらやましいんだ。
私には◯◯が上手にできる。
（サッカーやピアノや絵）
私には大好きな◯◯がある。
（ゲームや漫画やアイドルやペット）
私みたいになりたいのかな？
そんなんじゃなれないよ。

上から目線でそう思っていいですよ。
「いじめられている人にも原因がある！」なんて、今いじめられているその時期には考えなくていいです。相手が一方的に悪いと思いましょう。

特に、思春期同士の「いじめ」はほとんどの理由があってないような都合の良い理由なのですから。

だから、自分を全肯定です！
「あなたは大切な存在」なんです。

◆ 最後に

この文章を読んでいただいているあなたは、どのような境遇なのかわわかりません。
しかし、私はそんなあなたを救いたい。いじめられている人、その保護者の方、その友人、そして加害者の方にも響く言葉になれば良いなと思っています。

あなたは大切な大切な存在なのですから。