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食べるよろこびで生きる力をUP⤴︎【カムリエ介護食対応スイーツ・摂食嚥下関連医療資源マップ 】
食べられなくなってきた、飲み込みが難しくなってきた・・・キラキラした美しいときめくスイーツをあきらめてはいませんか?
食べて美味しく、食べる力もアップさせる「食を楽しむ大切さ」がギュッと詰まった16分間。番組を聞きながら読んでいただけるように画面を構成しました✨「食レポ」に訪問歯科医の増田さんが挑戦してくださいました!
人生100年食べる喜びはいつまでも~介護食「カムリエ」のスイーツのご紹介~
🎙インタビュー
◆歯科医師 摂食嚥下リハビリテーション認定士 増田貴行さん
◆~食べてしあわせ明日のえがお~カムリエ 歯科医療機器メーカー、株式会社ジーシーのコンセプトカフェ店長 志水 香代さん
※広告ではありません。介護家族の目線で本当にご紹介したいと思える情報をセレクトしてお届けしています。
番組で食レポしたケーキはこちら↓
![画像10](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/51184465/picture_pc_82d6a6376a5b175f6f3d923c6286db24.jpeg)
✔️歯科医師の増田さんに、見るだけで気持ちまでウキウキしてくるケーキをご紹介いただいています。シェフ志水さん自ら「介護食対応のケーキ」のこだわりポイントも教えていただきました。
✔️番組の前半ではあまり聞き慣れない「訪問歯科」のお仕事はどんなものなのか、介護家族の視点で増田さんにレクチャーいただいています。食べる力を維持してアップさせる診療なんだそうですよ!
![画像9](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/51172769/picture_pc_c8434f37a6b5a1d7e46aab6457f91cd5.jpeg?width=1200)
これは↑カムリエの通販サイト。実店舗もあります。素敵なレストランで介護食を楽しめるそうですよ、ぜひHPをのぞいてみてくださいね。
カムリエさんはネットからの通販のほかに、電話でも対応可能とのことです。▶︎TEL: 03-3812-6036 ▶︎FAX: 03-3812-6037
※残念なお知らせが届きました
店舗が入居しているビルの 取り壊し計画の関係から2021年9月30日をもって閉店。カムリエスイーツなどのネット販売は9月20日(月)で予約受付
を終了(最終発送日は9月28日)
気になっている方はお早めに……。
![画像4](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/51098997/picture_pc_90482d9470ece12bfef8a8c77faf961c.jpeg)
【プロフィール カムリエ店長 志水 香代さん パティシエ/ 口育士/ 妊産婦・離乳食・幼児食・介護食のアドバイザー】
製菓学校卒業後に恵比寿にあるウエスティンホテルで修業、その後個人店やメープルシロップの専門店などでスイーツ作りやカフェの運営に携わる。出産後に歯科助手の経験もあり、カムリエの店長へ抜擢される。
カムリエでは料理教室やセミナーの企画運営・講師活動・店舗全体のマネージメントを行いつつ、ケーキ・焼菓子の製造サポートのほか、新作ケーキの考案にも携わっている。
![画像5](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/51099035/picture_pc_bb0ed32242148d0f8b8eb24cf82ff33d.jpeg?width=1200)
志水さんは本でもご活躍 ↑デザートをご担当
介護食(嚥下食)の移り変わりってどうなの?
わたしのイメージは古かったようです。介護食はどんどん進化しているのですね。 志水さんに今に至るまでの介護食の流れをざっと教えていただきました。
第一段階 家庭で簡単に揃う材料だけで、嚥下食作り。寒天、ゼラチンを上手に使って作ります。でも、2つをかけ合わしたりするので、手間が多少あり難しいとの声が…。
第二段階 レトルト食品やお惣菜をつかいながらつくる、時短が求められる時代の到来。
第三段階 毎日の食事を無理せずストックを利用しながらつくる嚥下食が展開されるようになりました。
第四段階 在宅で介護をされる人が増えはじめ、メーカーさんのとろみやゲル化剤が使いやすくなり、色々な工夫ができるようになりました。
そして今 ケア家電も上手にとりいれながら、やわらかい食事をつくりゲル化剤やとろみ材をつかい食べやすくする方法と、原点に戻るように寒天やゼラチンを見直す方向もあります。
![画像6](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/51099060/picture_pc_d69e59edf3cd0f61307a38d8ca081e54.jpeg?width=1200)
志水さんより👩🍳どこで誰が誰にどんな形態のお食事を作るのかを軸に、対応とアイデアを発信していきたいと思って活動しています。
番組の収録はzoomでつながったのですが、背景のキッチンがあまりにも素敵だったので志水さんに写真をお願いしました。
ふんわかあたたかな空気が伝わってくるでしょ?こんなキッチンから生み出されるスイーツは一口頬張るだけで幸せが広がりますよ✨
摂食嚥下関連医療資源マップ
![画像11](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/51489993/picture_pc_095b802b8572faeae7a03e1df18c4861.png?width=1200)
介護しているご家族の「食べる幸せ」が広がる情報満載のマップ、ぜひご活用ください。
介護食の対応がある「飲食店一覧」や食べる機能のサポートをしてくれる訪問歯科医の全国の情報「医療機関一覧」などがまとめて掲載されています。またこのマップに登録したい事業所や医療機関はHP右端の「登録・更新フォーム」から申請することもできるそうです。
介護家族としてこのマップのますますの充実を祈るばかりです✨
![画像1](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/51096589/picture_pc_30d81853133f06fc0daa6608657cd235.jpeg)
このマップをわたしに教えてくださったのが増田さんです✨
【プロフィール 増田貴行さん 歯科医師 摂食嚥下リハビリテーション認定士】 2016年 大阪歯科大学大学院(高齢者歯科学講座)卒業。2016年 東京医科歯科大学 大学院医歯学総合研究科 医歯学専攻 老化制御学講座 摂食嚥下 リハビリテーション学分野 研修登録医(現在に至る)。戸原 玄先生に師事。 2017年~ 増田歯科医院、医療法人顕樹会本田歯科クリニック勤務(現在に至る) その他多数の医院で歯科治療を研鑽
増田さんの「カムリエ」さんとの思い出
コロナになる前は、嚥下障害の患者さんと日頃お世話になっている家族さん、介護職、医療職のみんなで、忘年会をしていました。
そこにカムリエさんにも来て頂き、嚥下食スイーツを提供して頂きました。その時の皆さんの笑顔は忘れる事ができません。
![画像2](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/51096944/picture_pc_ac494820ca8b8715cc5d11fced9ca6e5.jpeg)
増田さん おすすめの一冊 「食べることの意味を問い直す」
「食べる」ってなんだろうと振り返ってみて下さい。生きるため、楽しむため、いろいろあると思います。この本を読んでみて下さい。
増田さんは伝えたい!!
「口から食べることをあきらめないで欲しい、胃ろうで寝たきりの方が歩けるようになって普通食も食べられるようになった方もいます」
「摂食嚥下障害(せっしょくえんげしょうがい)」をご存知でしょうか?
「摂食=食べること」と、 「嚥下=飲み込むこと」の障害であり、病気や加齢などの理由でうまく食べることができない状態のことです。
この障害は口と喉だけに現れる症状だと思われがちですが、実はそうではありません。食事をするときには、正しい食事姿勢で、食べ物を見たり、香りを嗅いだりして食べ物であると認知し、その食材、あるいはその人の状態に合った食具(お箸・スプーンなど)を選択し、お口まで運び、噛んで、そして飲み込みます。この『食べる』という行為の一連の流れの中に障害が生じることを摂食嚥下障害と呼び、食にまつわる全ての事が関連する障害と言えます。また身体の機能障害だけではなく、精神的な部分が影響することもあるため、同時に考慮する必要があります。
「口から食べる」ことをあきらめないで欲しい
一年間胃ろうで、口から食べたいとの思いで依頼があった患者さんですが、当初は会話もなくほぼ寝たきりでした。
多職種連携(以下に詳細あり)にて1ヶ月後には座ることができ、ゼリーを食べることができ、3ヶ月後には会話や歩くこともでき、普通食が食べれるようになりました。最終的には胃ろうを外すことができました。
ですから、「口から食べる」ことを諦めないで欲しいです。
「食べるチカラの盛り返し」のためには9つの職種が連携
🤔胃ろうで寝たかりでも食べることを一気にあきらめなくていい… 知った時は衝撃でした。増田さんのおっしゃる「多職種連携」っていったいどんな方が関わっているのでしょうか?
ここでの多職種とは、
医師、歯科医師、看護師、歯科衛生士、言語聴覚士、理学療法士、作業療法士、管理栄養士、薬剤師など、
嚥下障害にかかわる全ての職種のことをいいます。
🤔「言語聴覚士、理学療法士、作業療法士、管理栄養士、薬剤師」さんは再び食べられる状態に戻れるまで、どのように関わっているのでしょうか。伺ってみました!
言語聴覚士 脳梗塞などになった方が動かせなくなった口の周りの筋肉を再び動かせるようにサポートをする。
理学療法士 身体を動かすトレーニングをしてくださる。立つ、座る、歩くなど…。呼吸やタンを出す排痰訓練を担当する。
作業療法士 箸を持つ、腕を動かして口元まで食べ物をはさんで運ぶための訓練を担当、適切な食具(持ち手の太いスプーンとか、ホルダー式お箸など)の選択も行う。
管理栄養士 嚥下食に携わる。どのぐらいの柔らかさで粘度だと食べられるのかの調整、摂取カロリーの調整、補給法(経口、経管など→口からなのか、管くだを使ってなのか)のアドバイスも行う。
薬剤師 嚥下機能を低下させる可能性のある薬剤の抽出、代替薬の提案、安全な服薬の支援を行う。
🤔9つの職種が連携して、胃ろうで寝たきりから普通食を食べて歩けるまでに回復できるのですね! この記事を書きながら驚きと感動でパソコンを打つ音が思わず大きくなってしまいました。
口から食べることは生きる力の盛り返しにもつながります。これからおばあちゃんになろうとしているわたしにとって今回の取材は「この時代に生まれてきてよかった」情報にたくさん出会えました、
![画像7](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/51121965/picture_pc_a538e5c73e14b3a5de7818a967e0538a.jpeg?width=1200)
【編集後記】
わたしの祖父母の時代は胃ろうイコール→寝たきりという印象でした。しかし今は、口腔リハビリを受けられる体制が整ってきて「あきらめなくていい」「盛り返すチャンスがあるかも!!」と思える時代に変わったようです。
食べることは人生を楽しむ原動力。人生100年時代と言われる今だからこそ「口腔リハビリ」の可能性に大きく期待しています。
わたしがおばあちゃんになっても孫と一緒にディズニーランドを楽しみたい!!一緒に遊んで外食も楽しみたい!!これから介護食対応のレストランもますます充実してくるのではと期待しています。
知ることができてシミジミよかった!! と思えた情報でした✨食べる喜びはいつまでも味わいたいものです。この記事があなたやあなたの介護されている大切な方の幸せにつながりますように。
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この「人生100年食べる喜びはいつまでも」シリーズでは、吉野家のケア牛丼もご紹介しています。
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