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独身の僕が10日間倒れて、爬虫類・両生類の世話に困った話

記事投稿時点で、僕は独身で、一軒家に約70匹の生き物と一緒に暮らしています。
2024年8月後半に10日ほど倒れた結果、しばらく生き物の世話が出来なかったので、その際の経験と考えられる対策を綴ってみます。


経緯

ある朝

8月28日の朝、持病で倒れてしまい、起き上がれず、連絡を取ることが出来なくなりました。携帯も手元になく、どうすることもできない状況でした。

直面した課題

夜、たまたま遊びに来た友人に発見され、その際に携帯も見つかり、しばらく入院することになりました。生き物の世話をどうするか悩みましたが、友人は対応が難しいと言っていたため、普段からお世話になっている業者に依頼しましたが断られてしまいました。リクガメのアダルトなら数日食べなくても大丈夫だと思ったものの、キレナイカのCBは難しそうで、いつ退院できるかも不明だったため、不安を抱えつつ他の方法を探すことにしました。

対応

8月30日、遠方の親族に連絡がつき、世話をお願いすることになりました。しかし、親族の用事や距離の関係ですぐには来られず、約5日間は完全に世話ができない状態が続きました。また、病院から遠隔で細かい指示を出すのが難しく、キレナイカギリシャリクガメのWCに対する温浴や投薬などのケアはできませんでした。以前、親族が遊びに来た際に世話を体験してもらっていたので、餌やりだけは対応してもらうことができました。

退院後

幸運にも10日ほどで退院することができましたが、数日後にキレナイカギリシャリクガメの♂アダルトWCが1匹亡くなってしまいました。
キレナイカギリシャリクガメは、完全に立ち上がるまでが飼育困難で、細かいケアを怠ると命に関わります。

また、湿度を好む植物のいくつかも枯れていました。水やりも依頼していましたが、細かい管理が必要だったため、僕自身が行わないと難しかったようです。

学んだこと

自分が倒れることは想定しておらず、緊急時のバックアップ体制やペットシッターの確保などの対策をしていませんでした。この経験を通じて、事前準備の重要性を痛感しました。

今回は爬虫類両生類だったことと、倒れていた期間が10日程度だったため大きな被害は避けられましたが、もし犬猫や、頻繁に給餌が必要なタツノオトシゴなどを飼っていた場合、全滅していた可能性が高いです。

対策を考える

いざという時に頼る先を確保しておく

頼れる親族がいる場合は、事前に相談しておくことが大切です。信頼できる近場の友人や知人にも同様に相談し、頼れる先を確保しておくことが考えられます。その際には、謝礼をいくら渡すかを事前に決めておくと無難です。

また、親族や友人に世話を体験してもらうことも一つの方法です。普段から信頼関係を築いておくことで、いざという時にも安心して任せられます。

ペットシッターを検討する

ペットシッターや預けられる場所と日頃から良好な関係を築いておくことが大切です。川崎にあるFRanimalsや世田谷にあるオレンジペットシッターのように、爬虫類両生類を預かってくれる施設やシッターに定期的に依頼しておくと、緊急時にも対応してもらえる可能性が高まります。

原則は一度事前訪問をしてからお世話というかたちになります。 ただし、緊急の場合ご本人様からのこういう風にお世話してほしいという内容の文書を受け取った場合事前訪問なしでの、依頼も受諾できます。

FRanimals担当者からの回答

※ちなみに僕はまだ両方とも実際に利用したことはありませんので、細かいレビューは出来ておりません

また、私も第一種動物取扱業の保管を持っていますので、もしどうにもならない場合は、有償での相談も承ります。お気軽にご相談ください。

飼育のルーチンワークをまとめておく

日頃の飼育方法を紙やウェブでまとめておくことで、万が一倒れた時に他の人が引き継ぎやすくなります。
特に、飼育が難しい種類や細かなメンテナンスが必要な生き物については、重要な参考資料となります。
また、定期的に内容を見直し、最新の情報に更新しておくことで、いざという時によりスムーズに引き継げるように準備しておくことが大切です。

お金をためておく

今回の対応で数十万円の出費がありました。そのため、万が一の事態に備えて、あらかじめ金額を蓄えておくことが無難です。
欲しい爬虫類や両生類がいるからと、次々にお金を使い続けることは、慎重に見直した方が良いでしょう。無計画に散財するのではなく、財産管理をしっかり行い、将来のために蓄えを持つことが大切です。

国際希少種の登録はしておく

国際希少野生動植物種の登録申請は、あらかじめ済ませておくことが重要です。特に、パンケーキガメやホシガメなどのCITES1類に該当する種は、申請がないと移動や譲渡ができなくなり、倒れた後に手放す必要が生じた際に対応できなくなる恐れがあります。実際、僕の場合でもパンケーキガメ4頭が未申請だったため、手放すことになっていたら大きな問題になっていたでしょう。

高難易度種の飼育はなるべく避ける

カメレオンやセオレガメなど、飼育難易度が高い種類は、飼わない選択肢も考えるべきかもしれません。
生き物との「一蓮托生」は無責任であり、自分以外の人が飼育できないような種類は避けるべきです。

そもそも飼育しない

動物を飼育しなければ、そもそも特別な対策は不要です。ただし、もし動物を手放すことになった場合、動物取扱業の販売資格を持っていると、相場に近い価格で手放すことができる可能性があります。これは、ペットの譲渡や販売をスムーズに行うために有効な方法です。

まとめ

10日間倒れていた時の経緯と対策をまとめました。一人暮らしで独身だと、生き物を飼うことのリスクを強く感じました。
人間はいつ何が起こるかわからないので、飼育するなら慎重な対策が必要です。
大切な生き物なら、飼わない選択も考えるべきですが、僕はエゴで飼育を続けるつもりなので、今回の経験を踏まえ、できる限りの対策はしていこうと思います。

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