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僕の爬虫類・両生類飼育の遍歴と考え方

今までの人生における、爬虫類両生類への遍歴と考え方を記載します。


前提

これは2024年8月13日時点での記載です。また、現時点で僕は38歳です。

飼育遍歴

萌芽期

2004年、18歳
一人暮らしを始め、レッドビーシュリンプやインペリアルゼブラプレコの繁殖をしていました。

成長期

2005年、20歳
カリフォルニアキングスネークを飼い始めたことをきっかけに、ボールパイソンやパンケーキガメなどを購入し、徐々に爬虫類に移行し始めました。
特にカメレオンをメインに、さまざまな爬虫類・両生類に興味を持つようになり、イベントにも参加し始めました。
この頃、カメレオンやパンケーキガメの繁殖にも取り組んでいました。

成熟期

好きな子が爬虫類好きだったこともあり、動物取扱業の資格を取得し、爬虫類ショップの路面店を開くことを夢見てさまざまな準備をしていました。
本業では介護士や携帯販売員をしながら、副業で爬虫類を通販で販売していました。(※当時は対面販売が必須ではなく、爬虫類の通販が可能でした。)
ロフト付きワンルームの天井まで、爬虫類や両生類のケージが連なっており、おそらく200匹前後を管理していた記憶があります。

衰退期

2011年、25歳
動物愛護管理法の改正により、事業所での対面販売が必須となり、爬虫類の通信販売ができなくなりました。
また、同時期に爬虫類ショップの路面店を開くことを応援してくれていた、6年ほど付き合っていた彼女に浮気されて別れました。
さらに、路面店を開く資金もなかったため、さまざまな夢を諦めて引退することにしました。
リクガメ6匹を除いた爬虫類・両生類はショップに引き取ってもらい、その後、ITエンジニアの道へ進みました。

復活期

2016年、30歳
5年ぶりくらいにイベントに参加、友人の影響でスペングラーヤマガメをはじめ、再びさまざまな種類を飼い始めました。

2019年、33歳
数年前から同居していた祖父が亡くなり、文句を言う人がいなくなったこともあって、カメやトカゲ、ヘビなどさまざまな爬虫類・両生類の生体が増え続けました。最終的に50種類以上、150匹以上を飼育するまでに復帰しました。

衰退期

2020年、35歳
婚活や恋活をしていましたが、飼育数が多すぎることを理由に女性に振られることが多く、また、ITエンジニアとしての仕事や勉強の時間が取れないことから、生体を減らすことに決めました。
ショップに引き取ってもらうと二束三文で買い叩かれるため、どうせならと再取得した動物取扱業を活用し、サイトを作って飼育している生体を放出・販売することを始めました。
また、同時並行で、残す生体を選別するために、セオレガメなどのカメをコロニーで集めたり、立ち上げてから売ることを繰り返していました。

現在

2024年、38歳
徐々に生体を購入したり放出したりを繰り返し、最終的にカメ26匹、カエル11匹、サンショウウオ40匹程度までに減らしました。
たまに生体を追加したくなることもありますが、それほど強い欲求ではないため、気軽に生体を購入するのはやめることにしました。
おそらくこのままの状態を維持するか、カメだけを残して他は手放す予定です。

最後にアルダブラゾウガメを購入し、動物取扱業も手放す時用の販売以外廃業して、サイトやXも引退する予定でしたが、購入したアルダブラゾウガメの件でアクバス運営のフィードオンとトラブルになり、状況報告も兼ねてSNSを消すに消せなくなりましたので、これからは、記事やアプリの宣伝など、IT系の何かをメインに取り組んでいくつもりです。

ただ、せっかく生体を減らしたものの、当初の目的である結婚相手や恋人が見つかる気配はありませんw

スタンス

ペットという概念に対するスタンス

基本的に、ペットは人間の奴隷のようなものだと考えています。
本来飼育しなくても良い動物を自分の欲求を満たすために飼育することは、奴隷として扱っているのと同じだと思います。
ペットショップは奴隷商人であり、飼育者は奴隷の主人です。
その中で、いかにより良い奴隷の主人になれるかを切磋琢磨していくものだと考えています。

ブリーディングに対するスタンス

野生個体の減少を考えると、繁殖をメインにするべきだとは思います。
しかし、以前パンケーキガメやカメレオンを繁殖していたときに、爬虫類業界の人々からひどい目に遭い、搾取された経験がありました。
そのため、繁殖を前提としない飼育は罪だと感じていますが、自分自身はその考えにあまり従っていないのが現状です。

法律の改正に対するスタンス

繁殖個体が多数流通しているレオパやボール、ヘルマンなどのCBは別として、基本的には野生動物の飼育は動物園や研究機関以外では極力避けるべきだという考えがあります。
もし飼育できなくなったとしても、動物園で見られれば良いと考えています。
そのため、法律が規制強化されること自体に特に拒否感はありません

よって、『◯◯するやつがいるから規制されるんだ!叩け!』といった話題については、
むしろ規制されてもいいのでは?と感じるため、意見が合わないことが度々あります。

爬虫類業界に対するスタンス

もう生体を新規導入する予定がないのと、副業でショップをやる気もないので、特に誰かに気を使うようなことはもうしていません。
そのため、仲良くしてくれる方が居たら色々と協力しますし、敵になるんだったら気が向いたら適当に叩いて遊ぶし。くらいの感覚で対応しています。
また、業界や界隈のこうあるべきみたいなのは把握する気もなく、また強制されても法律に即していない限りスルーすることが多いです。

終生飼育に対するスタンス

哺乳類など群れる習性がある種類に関しては別ですが、爬虫類や両生類に関しては、一人の飼育者が終生飼育するべきだとは考えていません。
そのため、基本的に生体を手放すことを前提に飼育しており、動物取扱業もそのために維持している部分があります。

例えば、リクガメなどは小型種でもうまく飼えば40年以上生きますし、終生飼育は現実的ではないと思っています。
自分よりも個体が幸せになれる環境があるなら、手放しても良いかなという距離感で飼育しています。

飼育の方針

効率的に飼育する

飼育器具を同じものに揃えたり、IoTやITを活用して効率化を図ったり、効率的な飼育を目指して管理しています。

状態の悪い個体の立ち上げが好き

セオレガメやスペングラーヤマガメなど、いわゆる『死にガメ』と呼ばれる種類や、ショップでいかにも死にそうな個体を安値で買ってきて、試行錯誤しながら立ち上げることをしていました。
もともとカメレオンもそのような感じで飼育していたので、僕は高難易度の種類の立ち上げや飼育が好きなんだと思います。
今は種類を絞って落ち着いているので、手は出していませんが…。

なるべく原因は追求する

死亡後は、動物病院で病理解剖を行い死因を解明したり、場合によっては標本化するなど、できる限りの検証を行っています。

正直な所、ブリーディングにはそこまで興味はない

スタンスにも少し書いていましたが、そもそも無理してブリーディングをしたいとは思っていません。
なんとなくコロニー単位で飼育していますが、増えたらいいなくらいの気持ちです。
ベビーの管理やマイクロチップの挿入、対面販売の手間を考えると、価格的にあまりペイしにくいと感じています。

この趣味を極めたいとも思っていない

放出を続けているうちに、一時期は副業でショップを再開しようかとも考えましたが、当時所属していた会社との問題もあり、以前のような心酔するほどの熱意は完全になくなりました。

現在は、ペットとして飼育し、たまにブリーディングができれば良いかな、くらいの感覚で飼育しています。

まとめ

色々と書いてみましたが、いかがでしょうか。
皆さんの考え方に引っかかる点があったり、何かしらの参考になれば幸いです。

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