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自然写真家より・自然写真を始めたい方へ(No.1)

カメラとレンズは何を買えばよいの?

基本的なことですが、カメラやレンズを購入するにあたっては
各自、購入可能な金額があると思います。
高額なレンズやカメラを購入すれば、良い写真が撮れるかといえば
それは、まったくの誤解です。
高額なカメラ、レンズを購入しても、その作品をパソコンやスマホで
見たり、見せたりするのであれば、レーシングカーで時速40kmの道路を
走行していることと変わりません。
画素数の大きさは、紙媒体に発表する場合に違いが出ますが
パソコン画面などで見るのであれば、コンパクトカメラで十分です。
ちなみに、この画面のTOPにある「自然写真を始めたい方へ」の写真の画素数は224kBしかありません。
それでも、そこそこきれいに見えるのが、パソコンやスマホの画面です。
現在、コンパクトカメラでも接写(マクロ撮影に特化したもの)望遠に特化したものなどがあります。
趣味で始められるのであれば、それで十分です。
自然写真においては、使う機材よりも「何を撮るか」の方がはるかに
重要です。

カメラ、レンズ、価格の差で何が違う?

カメラの値段の差を簡単に言えば、画素数の差(粒子の細かさ)
連写のスピードやオートフォーカスの設定や速度などになります。
レンズの値段の差は、レンズ玉の解像度とオートフォーカスのスピードなどになります。
画素数の大きなカメラや解像度の高いレンズを使えば、それを紙媒体に印刷する場合、綺麗に仕上がります。
ただ、自分の撮った写真を紙媒体(印刷物やプリント)にする場合、どのくらいの大きさにしますか?
例えば、僕が普段使用しているカメラ(キャノンEOS6D)はフルサイズの2000万画素程度です。
このカメラで撮影した場合、54cm×36cmまでは、問題なくきれいに伸ばせます。
僕が作品を提供する媒体(主に書籍)で、これほど大きな誌面で使用することは稀なので、2000万画素で十分です。
また、僕は連写もオートフォーカスも使用しないため、「軽さ」でこのカメラを選択しました。
フィルムカメラからデジカメに移行してから、僕の写真とYOUTUBEはすべて、このカメラで撮影しています。
これで、十分仕事になるのが自然写真の世界です。
ちなみに、ヤフオクなどでは、現在50000円くらいで取引されているようです。
ご自分の作品を、大きなポスターなどに印刷する予定がないのであれば、それほど大きな画素数にこだわる必要はありません。

レンズやストロボに関してはNo2でお話しさせていただきます


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