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愛犬の旅立ちとその後

今回の記事は、ペットロスで心を痛めている方、いつか訪れるペットの旅立ちを受け入れられるのか、不安に思った方に向けて書きました。いつも一緒にいる大切な存在がいなくなった後の世界なんて、こわいし、考えたって全くわかりませんよね?少なくとも、私はそうでした。一人の人間がどんな気持ちになって、どう変化していくのか。まだまだ途中ですが、ご参考にしていただけたら幸いです。

*見出しイラストは、私をいつでも癒してくれるねこ様の姿です

2023年2月、愛犬がお空に旅立ちました。
1カ月以上が経ち、心境の変化を綴りたいと思います。

|その日~3日目|

愛犬は、その日の夕暮れ後にゆっくりと息を引き取りました。私はとにかく受け入れられませんでした。愛犬は、ただただ寝ているだけのように見えました。

泣き続けること3日、昔の愛犬との思い出を振り返って、写真をたくさん印刷しました。幸せだった日々を思い出し、家族と共有しました。3日目に、お葬式をしました。当たり前ですが、それからはそれまではこの目で見えていた愛犬の姿が、見えなくなりました。それはまた、すごく悲しいことでした。
「もう、なでたり抱きしめたりできないんだ」
「今までずーーっと一緒にいたのに。もっと一緒にいたかったのに」
感情が無限にあふれ出てきました。でも、これもひとつの区切りをつけるために必要な過程だとは認識していました。

|3日目~1週間|


愛犬にしてあげられることが何もなくなって、そんな生活の変化に困惑していました。ごはんや散歩、点滴の時間になると、現実がボロボロの心に無情に突き刺さってきました。

この時期、つらいですが、気持ちの整理のために愛犬グッズを整理をしまし。愛犬が元気に過ごしていたころに戻すことを目標に、闘病中に食べていた療法食や薬類を捨てました。

|1週間~4週間|


「何か意味のあることをしなければ」という気持ちから、日ごろ気になっていた資格試験の勉強を始めました。仕事のための勉強もしました。何かしていないと、愛犬のことばかり考えてめそめそしてしまう。四六時中愛犬を偲んでいては、身がもたないと思いました。愛犬のお世話の代わりにできることが見つかってよかったのかもしれません。

家族に勧められ、気分転換のために散歩に出かけてみました。しかし、これは逆に気分が落ち込んでしましました。愛犬と一緒に散歩していた記憶がたくさんよみがえって、とても悲しいかったです。この時期は、愛犬が病気でつらそうだったときの記憶をよく思いだし、「あの時こうしてあげればよかった」など、自分を責めるようなことが多かったように思います。一日のなかでも、気持ちに波がありました。夕方から夜にかけて落ち込みやすかったです。多分、愛犬の散歩やお世話の時間だったからだと思います。

|1カ月~現在|


毎日愛犬の名前を呼んでいます(同じく寂しがっているねこ様に聞いてもらっています)。感情はいくらか落ち着いてきて、何かに集中している時間が長くなりました。愛犬のことは毎日何度も思い出しますが、以前より前向きな気持ちで思い出すことが増えました。ただ、愛犬の骨壺をみると、「ああ、亡くなったんだ」って何度も再認識するので、愛犬の死を受け入れるにはもう少し時間が必要そうです。

今は春なので、あまり自分に負担をかけすぎないように気を付けながら、それでも「前に進まないと」と強く思っています。それは自分のためであり、私を愛してくれた愛犬のためでもあると思うので。

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ではまた。



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