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世界の読み合わせ


「読み合わせ」
って好きな言葉。


読み合わせることで、その場を作っている人と
温度や湿度や季節が合ってくる


言葉が合うことで、
決して全ては理解できないはずの相手の心も
言葉ではないところで汲み取れる気がしている。


そもそも、この世の中には
読み合わせていない言葉が多い。

「わかっているだろう」
「伝わっているだろう」

という暗黙の了解が多い気がする。

辞書的な意味を超えたところに、その人しか使っていない意味合いの言語が存在するって思う。


「同じ」って思っているそのことは、本当に同じ?

「優しい」ってどんな意味で使っているの?
その言葉の奥にはどんなストーリーがあるの?


世の中は
きっと同じだろうっていう暗黙の了解の上に言葉を置いていく。

知らず知らずのうちに傷ついたり傷つけられたりしてしまう。



でも、

わたしは読み合わせたい。
この世界を、読み合わせてみたい。

「あっ、そこ読み方違うよ〜、
ふふっ!意外と違うもんなんだなぁ〜」
ってきっともっと相手や自分を好きになる。


この世界の読み合わせ、大好きマン

大切な人に必ず伝えたい、
大切な言葉に命を吹き込むために。

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