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せんだい豊齢学園 特別講座『悪質商法にご用心 手口を知って被害を防ごう』 レポート

10月29日(金)に「悪質商法にご用心-手口を知って被害を防ごう-」をテーマに、仙台市消費生活センターの先生より、コロナ禍で増えている高齢者のトラブルも含め、お話をいただきました。

重々しいテーマですが、メモ帳・ステッカーなどのお土産付きの、かわいいファイルを見ていると、気軽に聞けるような雰囲気からのスタート。

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令和3年9月末までの特殊詐欺被害認知状況(宮城県警察本部生活安全部調べ)は、被害件数166件、被害額はなんと、240,980,000円!!
今年度だけで、この被害額です。

その中でも約7割が、65歳以上の高齢者。
特に、70歳以上の女性は多いそうです。

なぜ、高齢者が被害に遭いやすいのでしょうか。

高齢者が思うこと。「3K」の不安が原因でした。
① 健康への不安  (健康のK)
② お金への不安  (金のK)
③ 孤独への不安  (孤独のK)

年を重ねるごとに、増えていく「健康・お金・孤独」などの不安な状況に絡んだ、不安をあおる詐欺が多いと教えていただきました。

さまざまなトラブルについて、DVDを見て、その後、先生から補足をいただきながら、具体的な手口と対処方法を学びました。

一つひとつの事例をもとに、解説付きのパンフレットもあるので、友人や家族にも情報共有したいと思いました。

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「被害に遭ったと認識していない人」や「事を荒立てたくない」という気持ちがあって、発覚が遅れたり、泣き寝入りするケースも多いのも、高齢者が狙われやすい特徴の一つです。

「もしかしたら被害にあったかもしれない」、「貯金額などお金に関わること、家族などの個人情報を聞き出す電話がかかってきた」など、ちょっといつもと違った「気になったこと」があれば、ひとりで悩まず、お近くの警察、消費生活センター、シルバーセンターの総合相談センターへ、お気軽にご相談してください。

◆悪質商法・契約トラブルなど、消費者トラブルでお困りのご相談はこちら
                                                                                               
仙台市消費生活センター相談ダイヤル:
022-268-7867(なやむな)

◆その他、高齢者の生活全般のご相談はシルバーセンターでも受け付けています(開室時間 10:30~12:00/13:00~16:30)
仙台市シルバーセンター総合相談センター:
022-215-4135