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続・女の友情は砂上の城

上記の続き。

親友と絶縁してしばらく、私は激しく落ち込み後悔していた。
男ができて変わってしまったとはいえ、彼女は大切な存在だった。

いけないことだとわかりつつも、私はTwitterで親友を探した。
すると、奇跡的に親友らしきアカウントが見つかり、私は必死で過去ログを見た。その中に、驚愕のツイートを発見してしまった。

「昔の知人が「障害者手帳持ってたら映画が千円になるよ!」とか喜んでてアホとしか思えない。私達は誰にも頼らず頑張ってるのに」
というような内容で、私は激しいショックと憎悪が溢れた。スマホを叩き割りたい衝動に駆られた。

そもそも、「障害者手帳持ってたら〜」という話の流れはこうだ。
実は親友のモラハラ彼氏は難病で、病気を理由に思うように仕事ができなかった。そんな彼に私はアドバイスで「障害者手帳を取得して障害者枠で体に配慮してもらいながら働いては?」と提案した。その時に「映画も千円になるし〜」と言ったただの冗談のつもりだった。その冗談を悪意的に受け止められ、私が「障害者手帳持って喜んでるアホ」みたいな揶揄をされたのだ。

私は心の奥底で「きっと彼女も私と同じで、絶縁したことを後悔してるかもしれない」と淡い期待を抱いていた。
しかし現実はそんな甘ったるいものではなかった。後悔どころかアホ呼ばわりしてネット上で笑い者にしていた。
私の中で、スッと何かが冷めていった。私が信じていた彼女は何だったのか、仲良くしていた8年間は一体何の時間だったのか。
怒りに震える手でTwitterの画面を閉じ、私はその場に固まった。

快く思ってもいない男のために、障害者や難病の制度を調べたり、あれこれ相談にのったりもした。彼氏からモラハラを受ける親友を何度もフォローした。別に見返りは求めてないが、後になってあんな言い方をされるとは心外だった。
私の好意や善意は全て無駄だったのだ。

私は何も信じられなくなった。

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