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本を読むときの大切な心構え

❝その人からのラブレター❞


古の人が文字に残してくれたものには
きっと継いでいかなければならないものがたくさんあると思います。

「継」の字を今年の一文字にしている私は、
目標の一つに「養生訓」を3度読む、
ということを友人に宣言しています。

その養生訓が昨日届きました。

文庫本です

この中に第八巻まで入っています。

第一巻と第二巻は総論でここだけ読んでも
なるほどという内容が合計100以上も書かれています。

養生訓は貝原先生の最晩年のもので、
いわば先生の遺言のようなものです。

まだ読み始めて間もないですが、
何で早くに出会わなかったんだろうという気持ちが
読むごとに膨らんできます。

ま、この時期に出会ったのも意味があるんでしょうけどね。

総論の第一巻に書かれている一部に

人の身は父母を本とし、天地を初とす。

天地父母のめぐみをうけて生れ、又養はれたるわが身なれば、わが私の物にあらず。

天地のみたまもの、父母の残せる身なれば、つつしんでよく養ひて、そこなひやぶらず、天年を長くたもつべし。

上記養生訓より

という言葉があります。

これも今だから納得できる言葉です。

父母から生まれただけの命ではなく
天地を初とする。
だから蔑ろにせず大事に使いなさいよ。
ということは私の中の説得力のスイッチをいくつも押すのです。

人間は髪の毛一本も爪のひとかけも涙の一滴も
いまだに人工的に正確に作ることができないことを見ると
何か知らない偉大な力(天地)が初めということが
本当にそうだなと思うのです。

貝原先生が私たちに贈ってくれたラブレターを
じっくり時間をかけて読んでいきます💗


❝その人からのラブレター❞


今日は木曜日。愛に触れる一日でありますように💖



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