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店長の想い 『スタッフさんについて』

こんにちは。店長の池上です。
人を雇うのって本当に難しいですね。
僕もそうです。誰ひとり同じ人はいなくて、
働く目的、モチベーションは実に様々です。

働く人それぞれが前向きに仕事をできて、それが働く喜びになり、お客様の喜びになり、売り上げが上がるのが最高。(と、僕は思っています)

お客様からもスタッフさんからも愛され、長く続くお店はどうすれば作れるか?

僕にはまだ答えが解りません。

ただ、お店を続けていく中で、これは失敗だった。ということはお伝えできそうです…

成功の理由は状況によって様々とおもいますが、「こんなことをしたら失敗する」っていうのは割りと普遍的なのではないでしょうか?

「良い雇用関係を築くにはどうすればいいのかな?」
「働きやすい職場はどうやって作ればいいだろうか?」

そんな悩みを解決する糸口にでもなれば幸いです。


無意識に自分のキャリアに重ねて接してしまった


今回の失敗は「無意識に自分のキャリアに重ねて接してしまった😵💧」についてです。

自分が修行時代に教わったように教えてしまった。と言い換えてもいいかもしれません。学生さんやランチを手伝ってくださる主婦の方の多くはどんな目的でやってくるかというと圧倒的ナンバーワンはこの理由。

「空いた時間を使ってアルバイトをして、稼いだお金をお小遣いにしたい。」

そう。生活費の足しだったり、趣味に使ったり、学費のためだったりもするかもしれませんが、ほとんどの方の目的はこれなんです。

だから雇う側が心に刻んでおかなければいけないことは

「バイトさんは別に将来飲食店をしたいのでもなければ、調理や接客スキルを(積極的に)磨きたいわけでもない。」

ということ。

しかしながら30台後半になって念願の飲食店を開業した僕は、
「いつかお店を持ちたい。その為に調理や接客スキルを上げたい❗️」
と修行時代に学んできたことを、自分が学んできたように教えてしまったのです。

バイトさんがかつての僕と同じ思いで働きに来たならば、この教え方でなんの違和感もなく伝わったのでしょうが、違うんですね~。「空いた時間で、なんなら楽しくお金を稼ぎたい。」だけなんです。

数ある業種からなぜあえて飲食店だったのかも「近所だったから。」とか「知り合いに聞いてたまたま。」とか。

「是非ともはIKEYAで❗️」なんてことは本当にレアなケースなのです。なんとなく解ってはいたつもりでしたが、僕のこの理解が足りず期待していたバイトさんが1人、先日辞めてしまいました( ;∀;)

働くために許容範囲を越える負荷をかけない

ここで考えなければならないことは、楽しく働くために許容範囲を越える負荷をかけないように気を使うことです。

例えば電話をとってくれるだけでも、料理を運んでくれるだけでも、それをしてもらえば自分は自分にしかできない仕事に取り掛かれます。それって大助かりじゃありませんか?


だからまずはそうした簡単なお仕事をお任せする。

なおかつ最初の段階では自分が横に付いて、励ましたりユーモアを交えながら、いつでもフォローできるように動く。その作業に関して心配がなくなればちょっとずつ離れていく。そうしてできる仕事を少しずつ増やし、スタッフさんの許容範囲を広げていく。

これが一番ストレスなく仕事を覚えてもらえる方法かと今は考えています。子育てのような感じですね。

スタッフさんが自分で考えて動けるようになるまで、愛情とユーモアで支え続ける。甘やかしすぎてはいけないし、守るべき所はしっかり伝える厳しさも必要。

めんどくさいですか?

そうですよね。
でもそうなんです。「マニュアルさえ作れば大丈夫」とか、「一度教えたから次からは自分でやってね」とかだったら楽なんですけど
違うんだな~と解りました。

さて、今回の失敗は「自分のキャリアに重ねて接してしまった」でした。

教える側はいつも教わる側がどんな気持ちでそこにいるかを考えていないといけませんね。

「どうして、どのような目的でそのスタッフさんはあなたのお店へ働きに来てくれていますか?」

そこを明らかにしていく事が良い雇用関係のスタートラインなんじゃないかな。今回の失敗から得た学びです。これから先、一人でも多くのスタッフさんに「ここで働けてよかった♪」と思ってもらえるように学び続けていきたいと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました🙇✨


スタッフの多様性に合わせた働き方

現時点で、当店、京都太秦にある小さなレストラン「IKEYA」で働いているスタッフがどんなお仕事をしているのかまとめています。是非ともご覧いただきたい! 

そして、当店で働きたいと思っていただける方にご縁があれば幸いです!



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