恐怖政治と育成方針

「いけやま課長は恐怖政治ですね」

と、メンバーから指摘された。


恐怖政治とは、権力者が、自らに反対するものを投獄したり、殺戮したりなどという苛烈かつ暴力的な手段を用いて弾圧することによって国民に恐怖を抱かせ、強引に自らの権力を保つような政治全般のことである。 「暗黒政治」ともいう。
(出典:https://ja.m.wikipedia.org/wiki/恐怖政治)

2020年10月にいまの8名ほどのチームがキックオフしてからのことを振り返ってみるとあながち間違っていないようにも思える。

何故ならば

この半年間、社会人人生で最も声を荒げることが多かった

と自分でも感じているからだ。

特に、直近1ヶ月は社内の方々から叱責され、ケツを叩かれ、頭を下げて何とか乗り切ることができた一方で、その原因を作り出してしまったメンバーに対しては

「〇〇さんの指摘、コメントに対してどうすべきだと考えているのか?」

「営業担当として、いま何をすべきだと思うのか?」

「期日に間に合わせる為には誰に何をしてもらうべきか?」

といった内容のコミニュケーションを繰り返していた。

だからこそ、周囲のメンバーから”恐怖政治”とみなされてもやむを得ない状況だったと思う。

では、そのような悪評を回避する、改善する為にはどんな選択肢があるのだろうか??


① トラブルが起きても「ミスはしょうがない!後は俺に任せてくれ!」とメンバーに後続処理を任せず、全てを巻き取る
② トラブルが起きたらメンバーには思考させず、「〇〇をやってください」と具体的な指示を出してマシーンのように対処させる
③ トラブルが起きないように危ないメンバーには重要度の高い仕事を担当させない

個人的には「メンバーに考える機会を与えて成長してほしい」との一心で①〜③という安易な選択肢を取らぬよう最大限尽力してきた。

だが、その結果として

・周囲から高圧的な上司による恐怖政治とみられる

・当事者であるメンバーは答えをすぐに教えてくれない上司に苛立ちを覚える

・お客様、受け手の立場を想像した対応が一向にできないメンバーにやきもきし続けるいけやま課長

という三者三様が不快な思いをしている。


今のメンバーに期待することが間違っているのか?

期待の仕方が間違っているのか?

育成、マネジメント方針の悩みは尽きない…

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