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留守番したくない
猫が来てからもうすぐ1,000日。
ビニール袋がガサガサいう音への猫の警戒心は二年を過ぎても一向に弱まらず、買い物をして帰ってくると姿勢を低くして有事に備える。紙袋は大好きで、潜り込んでは居心地を確かめている。
— 池谷和浩 (@iketanikazuhiro) May 24, 2023
この季節は冷暖房のためにドアを閉め切っているということがないから、家中を気ままに歩き回れる。猫にとっては良い時期なのかもしれない。特に階段は2つの空間の境界として、特別な場所のように見える。
猫と階段。 pic.twitter.com/8l01bvQCMC
— 池谷和浩 (@iketanikazuhiro) May 3, 2023
Instagramに投稿した写真
もうすぐ700枚になる。1回の投稿につき1枚。実名でやっているけれど1日の例外もなく猫のことしか書いていない。仕事にも個人制作にも触れたことがない。フォローしているアカウントもほとんど同じようなものなので、タイムラインには延々とよその猫の画像が表示されていく。これでいい。
https://www.instagram.com/iketani.kazuhiro/
![](https://assets.st-note.com/img/1685002766647-WLNt467jNy.png?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1685004772900-fHhBYYnc6x.png?width=800)
隠れ家をいくつも持っているがそこへは近寄らせない。
![](https://assets.st-note.com/img/1685002953362-QmEX5CTYrQ.png?width=800)
気に入っていて、よく台座で丸くなっている。
散歩と猫
先日、言語表現の合同誌向けに掌編の小説を作った。「散歩」が共通のテーマに設定されていたので、やはり猫が作品に登場した。
池谷和浩
— ことばの学校 第1期生有志 合同誌『tele-』 (@kotoba_enshu01) May 12, 2023
散歩そのものをするのは結構むずかしい。日用品の買い物がてら。がてらって何。犬の散歩は犬が散歩している。猫はあてもなく、警らのよう。じゃあここからが散歩ね、と打ち合わせる二人の記憶を書きました。デザインは村上喜美さんです。めくって読んでください。#文学フリマ東京36 pic.twitter.com/tAEKr1Ipvx
この掌編は、いま取り掛かっている中編の土台にすることを予め企画して書いた。読み物として単体で成立するようにするけれど、その先にあるもっと長くて重いものの足掛かりにする。こういうやり方を自分で開発できた。躊躇わずどんどん書き続けていくための工夫だ。
こちらはnoteでつぶやくようにしている制作記録から。
猫との共存
さて、猫はもうすぐ3歳。お互いの性格もよく把握できて、概ね良好な関係で生活していると思う。
トラックボールマウスの勧め。猫との共存。 pic.twitter.com/7Qg1F90gHE
— 池谷和浩 (@iketanikazuhiro) May 11, 2023
ただ、彼はとにかく留守番が嫌いなのだった。相変わらずというか、大きくなるほどに、置いていかれるのを嫌がるようになった。僕が服を着替えると、膝に頭やお尻を擦り付けてくる。撫でようとすると、手のひらに向かって頭突きしてくる。正面に回ってきて堂々と抗議されると、もう諦めて僕は腰を下ろす。彼は、こてんと床に倒れてお腹を見せる。縮れ毛でいっぱいの腋から太ももの辺りまでをさすって、機嫌を取る。
留守番したくない猫が警戒している。
— 池谷和浩 (@iketanikazuhiro) May 4, 2023
追い縋ってくるのをなだめすかして玄関から出ていくのは、胸が苦しい。家から離れていく時に振り返ると、窓に張り付いて、こちらを見送っている。
帰宅すると、寝ぼけた顔と体中くしゃくしゃの毛深い寝癖で現れるから、まあ、実際には邪魔されない昼寝を満喫しているのだろうとは思うけれど。
きみに決めた
その猫のために、一緒に居てくれそうな弟分を探していた。LOVOTも検討していたのだが条件が合わず、断念。
留守番嫌いの先住猫のストレスを和らげたいのだけど、年下猫ではなくLOVOTを迎えるという可能性も未だに気になっている。互いにかまってくれたりするのだろうか。
— 池谷和浩 (@iketanikazuhiro) May 8, 2023
2日つづけて猫のブリーダーさんと面談した。それぞれアプローチが違って勉強になった。そして先住猫がいかに普段ぼんやりしているのかを思い知ったのだった。
— 池谷和浩 (@iketanikazuhiro) May 21, 2023
スコティッシュフォールドの赤っぽい立ち耳の子に決めた。ブリーダーさんに連絡して、面談をした。赤毛というのかオレンジというのか、僕は色弱でよく分からないのだが、おそろしく可愛いということは既に分かっている。その内、Instagramには彼が登場することになると思う。次にnote記事で近況報告をする時は、彼の紹介もすることになる。
土曜の朝、尻尾で顔を叩かれながら書きました。
以上、読んでくださってありがとうございました。
関連マガジン(過去の記事)
ここまで読んでくださって、本当にありがとうございます。つたないものですが、何かのお役に立つことができれば嬉しいです。