パラレル40years old

地元の駅まで1時間電車に揺られながら向かっている。
選択を迫られ、地元が大好きなのに地元とは電車で1 時間の距離を取った。
あの時、自分で選択した。

今は選択の連続の結果の40歳の世界。

選ばなかった方の世界をたまに考える。
地元に住んでいた世界。
会社を辞めた世界。
東京に住み続けた世界。
結婚しなかった世界。
夢を諦めなかった世界。
上京しなかった世界。
大学を辞めなかった世界。
夢を見なかった世界。
現実を見た世界。
自分で思い返すだけでも分岐点は幾つかある。

どこで違う道へ進んでいれば一番良かったんだろうか。
満足しているし後悔も大きくはない。
好んで選んだ道もあれば選ばざるを得なかった道もある。
茨の道に靴を脱ぎ捨てたつもりで突き進んだこともあったし、逃げ道に駆け込んだこともある。

こっちじゃない方を選んでたらどこでどんな風に40歳を生きてたかな。
今の40歳に点数をつけるなら、おおよそ100点。
夢は叶えられなかったし後悔もあるけど満足している。
客観的に見て自分のポテンシャルからすると出来過ぎ。

こっちじゃない方の40歳で思い浮かべれるのはトラック運転手とかチェーン飲食店の社員とか深夜アルバイトリーダーとか。
全然モテないとかバツアリとか自由人だとか15歳下の彼女だとか。
自分の親に聞かせてもいい顔しなそうな世界ばかりが思い浮かぶ。
まぁそれはそれで幸せだって思えてそうだけども。

そろそろ地元につく。
体パンパンになるまで酒と地元の空気をいっぱい吸い込もう。

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