人が「人に教える側」になりたがる理由
どうも池本です。
娘のパパへのイヤイヤが止まらなくて悲しいです。
……悲しいです。
というわけで今日は『教える側になりたい人って多いよね』というお話をさせて頂きます。
人に教える側になりたい人が多い
何を隠そう私は、思いっきり「人に教える立場になりたい」と考えていた人だ。
元々、数学の教員を目指していたし、NFTやメタバースの領域に入ってからというものの、そういった領域の知識や経験をセミナーやコンサルみたいな形で実際に人に教えていた。
こういった「人に自分の知識や技術を教えたい人」は、いま世の中に溢れていると思う。
理由の1つは間違いなくSNSや動画の普及で、『誰でも』『簡単に』『どんなことでも』教えられるようになってしまった。
もっというと色んなことで結果を出している人が、そういった媒体を経て多くの人に教えているし、教えるということを事業化して、いわゆる『成功者』と言われる人になっているからなんだと思う。
それにオンラインサロンなどのウェブコミュニティが知れ渡り、これらを「有料でクローズドな空間に入ってきた人に何かを教えてお金を稼げる場所」と認識してしまった人たちがコミュニティを開設するという流れも多くあった。
また「教える側」に立つと、なんか知らないけど人の上に立ったような気分になれて、いい気分になれるもんね。
……もう一度言うが「人に教える側」になりたい人は、現代ではとても多く存在している。
なぜ人に教える側に立ちたいのか
ではなぜ「人に教える側になりたい」のか。
これはとってもシンプルな理由で「そう教えられてきたから」だと思う。
考えてみてほしい。
私たち日本人の多くは、義務教育で少なくとも9年間、未就学児の幼稚園などから大学まで含めると、生まれて間もなく約19年間、「先生」という「教える側」の人間が「前に立ち権力を持っている」姿を目の当たりにしている。
19年だ。
「人に教える側が偉いし、お金を多く貰ってるし、権力を持っている」と刷り込まれるには十分すぎる時間だ。
冒頭お話した通り、私も見事に「教える側になったら偉い」とか「教える側になりたい」みたいなことを考えていた時があった。
特に社会人になってから今のような活動をしている中で、セミナーやコンサルやオンラインサロンとかで「人に教える側になりたい欲」は、結構強かった方なんだと思っている。
実際そのあたりは一通りやってみたし。
そして一通りやってみて思ったことは……。
私に「人に教える側」は向いてない、だ。
他にやってる人いっぱいいるし、自分が学びたいし
どっちかというと、私は色々なことを「学びたい側」だということに気付いた。
そしてどっちかというと、学んだことを実践したり、組み替えたり、合体させたりすることをしたいと気づいた。
つまり今の私のレベルでは、「人に教えられる」内容もないし、「人に教えられる」時間もない。
「人に教える」ということは、「人に教える」ということに全振りしないと難しいとってことが、私のこれまでの経験上分かった。
私は自分が学びたいし、実践したいのだ。
あと思うことと言えば、「人に教える人はいっぱいいるし、自分がやらなくてもいいや」ということ。
例えば私が普段、「おばけの街」を創っている「メタバース」のことや「The Snadbox」のことなど、色んな人がオンライン・オフライン問わずセミナーを開いて、色んな人に教えている。
1人のクリエイターさんが教えている場合もあるし、The Sandboxの運営元がセミナーを開くときもある。
もちろん教えれば、教えられた人は教えてくれた人を尊敬し、クリエイティブの仲間になったり、その後のマネタイズに繋がったりするかもしれない。
もっというとこのセミナーや学べる動画のおかげで、世間の「メタバース」の認知度や理解度が上がれば、それは業界全体のプラスになるわけだ。
Xを開くたびに、そういったセミナーの開催やコンテンツを目にする。
で、「じゃあ私がやらなくてもいいや」ってなるわけだ。
先日お話した通り、皆がやっていることはやりたくないし、私が教えるよりもっと効率的に多くの人に濃い内容を教えられる人はいっぱいいる。
メタバース系のインフルエンサーや関連企業の社員などだ。
「人に教える」は他の人がやってくれる。
だから私は、ひたすら創ればいいのだ。
「人に教える側」になった方が簡単にマネタイズできるかもしれないし、権力めいたものを手に入れられるかもしれない。
だけど皆が「人に教える側」になっている間、創り続ければいいのだ。
では。
▼▼▼
一応言っておくが「先生や人に教える側なんてクソだ、目指すなんて馬鹿だ」なんて全く思ってない。
むしろそういう方々がいないと人類は何も次に繋がらないし、残せないと思うから。
ただ単純に「私は向いてないし、私がやらなくてもいいかなって思った」というお話と、その理由について説明をしたまでです。
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