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強者は不安を煽る、弱者は信じてマネをする

どうも池本です。

娘が3歳8ヶ月になって、そして私がパパになって3年と8ヶ月の月日が経って、ギュッと抱きしめることやほっぺにチューをすることを笑いながら「やだやだー!」ということに対し、やっと「まぁそういう時期か」と受け入れられるようになりました。
遅かったかもですが私も少しずつ娘離れをしていかないとですね。
まぁ隙あらばギューもチューも(嫌がらない程度に)しますけどね。

というわけで今日は『最近思い知った世の中のだいたいの仕組み』についてお話しようと思います。

今日の話ですが、「批判」とか「騙された」とかそういう話ではなく、「私が経験してきたことを踏まえ、そして勉強してきたことも踏まえ、こういう仕組みで人は動くんだな」という『人間という生物のメカニズムのお話』です。

「批判」じゃないって言いましたからね。
それを踏まえた上でどうぞお読みください。



強者のいう不安を信じ、マネしてた

現在31歳で、会社を設立したわたくし池本。
今でこそそんな感じですが、元々は会社員でした。

しかも2021年12月末までは会社員だったという。
本当つい2年半ほど前のお話でございます。


ふつうに会社で働いていた人間の視界が少し広がったのは、不幸中の幸いか「新型コロナウイルス」が世界を覆ったから。

そして会社で社長から「取ってみたら?」と言われて、めっちゃ勉強して「マーケティング」の資格を取ったから。

売買や市場や人間の心理状態がビジネスに関わっているとは、少なくとも当時の私は一切知りえなかったのです。

とはいえ今よりも物事を知らなかったわけなのですが、漠然と「あれ、このまま会社で働いていていいんだっけ?」「会社の仕事もなくなったりしてるって聞くぞ?」という危機感を自らが持つようになり。

「会社の給料だけじゃなくて追加で少しお金欲しいな……」と副業じみたことを考え始めた時期で、2020年5月にInstagramを開設して、自分で映像を撮って編集して投稿するようになり。

そんな中で「自分の作品を、名前を、存在を残したい!」という気持ちから短編映画を創ってみたりして。

そんなこと時期でございました。

さて。
いわゆる「副業」「フリーランス」のような動きをしだした時、私が何をしたか。

それは「すでに結果を出している人から学ぶ」です。
とてもシンプルです。


当時は「しゅうへい」さんという、フリーランスとか副業とか音声配信とかオンラインサロンとか、そういうのをやられている方の話を音声メディアであるVoicyでよく聞いていました。

さっき書いた通り、今まで番組制作のADやディレクターしかしてこなかった人間である当時の池本にとっては、それはそれは斬新で画期的で面白くて楽しい世界のお話や考え方を聞かせて頂きました。

情報商材も買ったし、オンラインサロンにも入りましたし、Voicyの課金ユーザーにもなりました。


そして最近はというと、ご存じの方も多いと思いますがキングコング「西野亮廣」さんからめちゃくちゃ学んでおります。

それこそオンラインサロンには今も入っているし、Voicyの課金ユーザーにもなったし、オンライン勉強会にも何度も参加したし、リアルイベントにも行ったし、絵本も買ったし、ビジネス書も買ったし、YouTubeの課金ユーザーにもなったし。

私のやりたいこと(クリエイティブとかキャラクターとか)が、彼がやり続け結果を出していることに近いということもあり、それはそれはたくさんお勉強しました。

恐らく私は、こういった「不安から来る勉強代」に50万円以上使っていると思います。
 ※もちろんここに書いてないこともたくさんあるからね。


……一応言っておきますが、彼らから学べたことはたくさんありますし、おかげさまで今の私がいるんだと思います。
本当に感謝をしております。

あとは、目的も、やっていることも、発信している理由も、このお二方はベクトルが全く違うんだと思います。

また、彼らに騙されたとか信じた私がバカだったとか、そういう話ではないです。
いまフラットに考えてみれば、「そういえばそうだったな」って話を今からします。

これらを理解したうえで、以下の話をお読みください。


その時々で私はこのお二方のことをものすごい信じて、考え方ややっていることを落とし込んできたし、たくさんマネしてきました。
そして上記を見てもらえればわかる通り、たくさんお金を使ってきました。

では大切なお金を使ってまでも、なぜここまで彼らを信じ学んできたのか。


それは彼らがいう「不安」を信じてきたからです。


例えば、ご自身がフリーランスや音声配信で結果を出している「しゅうへい」さんは発信の中で……

「会社員のままだとちょっとまずいかも…」とか。
「フリーランスじゃないと得られないメリットは…」とか。
「ぶっちゃけ音声配信を始めても最初上手くいかないんだよね」とか。

ご自身が結果を出してきたジャンルでの色んな「不安要素」を発信してました。
 ※少なくとも当時は。
 ※ざっくりこんな感じの話があったってだけで一言一句そう言ってたってわけじゃないよ。


例えば、ご自身が様々なマーケティング戦略を練られ実行し、オンラインサロンなどのコミュニティを運営しているキングコング「西野亮廣」さんは……

「これからの時代、コミュニティがないと厳しい」とか。
「人口が減っていく中でVIP戦略を知っておいた方が良い」とか。

ご自身がやってきたことをまじえた「不安要素」を発信します。
 ※ざっくりこんな感じの話があったってだけで一言一句そう言ってたってわけじゃないよ。


もちろんお二人とも、本当に誰か困っている人を助けたくて、世間に伝えたくて、そういうことを発信してくださっているのだと思います。
それは重々承知です。
実際に私自身、そのお二人からいろいろ学んで経験してよかったって思う人間なのですから。

ですが、人間は「得する」より「損する」に強く反応を示す生き物です。
結果を残してきた人が発信する「不安要素」を勝手に自分にあてはめ、その不安を肥大化していき……

「どうしたらいいんだろう…」という迷える子羊ちゃんが一匹誕生します。


……そこへ救世主が現れます。

「音声配信のコツやフリーランスの働き方・マインドセットを頭に学べるよ!」という「しゅうへい」さんであり。

「これからの時代のマーケティング戦略を教えるよ!」という「西野亮廣」さんです。

そして2人ともいうのです。

「学ぶための料金はこちらになります!」

なんとありがたい!!
これで私たち、迷える子羊は不安の呪縛から逃れられるのですね!!
ありがとうございます!!

そして子羊たちはお金を払い、学び、それをマネするのです。


私も「しゅうへい」さんの音声配信関連のオンラインサロンに入り、SNS運用の本を購入したうえで……
音声配信を自分もやってみたり、色んなSNSの運用をやってみたり、オンラインサロンを開設してみたりしました。

私も「西野亮廣」さんのオンラインサロンに入り、VIP戦略が書かれた本を買い、マーケティング戦略のオンラインセミナーに参加したうえで……
VIP戦略を自分の活動に落とし込んでみたり、マーケティング戦略を実践してみたり、オンラインサロンのようなコミュニティを開設してみたりしました。


……さて。
いったい何が起きているのでしょうか。

なぜ私はこの人たちに数十万円近く使っているのでしょうか。

ここには以下2つの要素があるので、それをまとめておきます。

  • 強者は不安をいう

  • 弱者は強者のマネをしたがる


強者は不安をいう

まず。
人間は「不安」を取り除きたくてしょうがない生き物です。
大半の人が生命保険に入っているのがその証拠です。

あとは「損」をしたくない生き物です。
大半の人が結果を残した人のマネをしようとするのがその証拠です。
人は「不安」や「損」を感じた時、抗えないほどにそれらを解消しようとします。


有名な話ですが数十年前、アメリカの大型量販店の紙オムツ売り場に「とある一言」が書かれた張り紙を張り出したところ、「とある物」がバカ売れしたんだとか。

その「とある物」とは『インスタントカメラ』です。
そして「とある一言」は、『今しか見れない姿、残しませんか?』。

まだスマホなど普及していない時代のお話のようです。
紙おむつを買いに来るのは、まぁだいたい子どものいるお母さんやお父さんです。

ママパパたちはこう思ったでしょう。
「確かに……わが子の初めて立つ瞬間や、寝返りをした後の顔とかを残せないともったいないかも!」

で、買うという。
つまりこれも「不安」や「機会損失」を想起させて煽ることで、買わせているわけですよ。
 ※この話はそれだけがすごいわけじゃないけど。


さて。
そんな「不安」「損」が大嫌いで何とか回避したい生き物、人間である私たち。

そんな生物が、すでに結果を残している強者に「不安」や「損失」を煽られてみなさいよ。

もう慌てふためきますよ
「私どうしたらいいんでしょうか」状態になりますよ。

そしてここで決め台詞、「そんな不安や損を感じたあなたも、私の言うことを聞いてればもう大丈夫!」なんて話をされてみなさいよ。
コロっと落とせます。

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もちろん、いわゆる強者の人たちも血のにじむ猛烈な努力をしていることをお忘れなく。
あと、「不安」や「損失」の類の発信をしてる人の中には、「本当に人の弱みに付け込んでお金を稼ぐためにするタイプの人」と「もう自分は稼ぐ必要がないんだけど本当に世の中の人に警鐘を鳴らしたくてしてる人」の2種類がいることもお忘れなく。
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これを聞くと、やっぱり「インフルエンサーとか影響力のある人が良くやってる手法だ!」と、個人名が頭の中に浮かびがちですが、別にこれは一個人だけに当てはまる話ではなく。


大手から中小企業も含め、商品・サービスの「宣伝」「広告」「発信」もこの類ですよ。

最近私の元によく届く、「起業後の税務関係のお困りごと、無料相談!」「会社設立直後のキャンペーン!自分ではHP制作が難しい、かっこいいサイトが作れないって方のHPを制作いたします!」みたいな郵便物はまさにそう。

要するに「最初の会社設立後」ってめちゃくちゃ「不安」に襲われるんですが、そこを狙ってくるわけですよ。

で、別にこの郵便物を送ってくる企業様も私を騙そうとしているわけではなく、事業活動の一環として「不安を煽る」ということをしているわけです。

※スタジオパッチの池本はこういう捻くれた見方をしてる人間です。
※「どういう意図と目的で送ってきたのか」とかも含めだいたい理解したうえで無視することがほとんどなので、宣伝等の類の郵便物を送らないことを推奨します。


弱者はマネをする

では「強者」の「不安」や「損失」に関する発信を受けて、それはそれは不安になっている私を始めとした「弱者」はどういう行動を起こすのか。


……まぁサブタイトルの通り『強者のマネ』をします。

これが本当に良くないです。

いいですか。
私は「弱者」ですよ。
「弱者」である私が「しゅうへい」さんや「西野亮廣」さんのような圧倒的「強者」のマネをして、勉強して、オンラインサロンなんか開設してみなさいよ。

お金は「強者」に流れ。
「この人から学んだ!」という話から好感度が「強者」に流れ。
すでにその市場を抑えている「強者」にあとから入ってきた「弱者」が勝てるわけもなく。
開設したオンラインサロンなんか人が来やしない。

さぁ、結果誰が勝ってる?
「強者」です。

でもね、マネしたくなっちゃうんだよね~。
上に書いたけど、私もそれはそれは強者のマネごとをここ4年ほどしてきました。
でもマネをするだけでは意味がないのです。

とはいえ「学ばない」のはもっとダメ。
大事なのは「強者」から学び、知識として蓄えておき、自分事に置き換えて頭の片隅に入れとくこと。

やっぱり影響力とか財力とかそういうことが関係してくることとなると、「強者」のマネごとは「目的のない上辺だけのアクション」になっちゃいますから。

しこたま「強者の上辺だけのマネごと」をしてきた私が言うのです。


あと基本的に、「弱者」の取る戦い方は「強者のマネ」ではなく、徹底的に「強者と別のアクション」になります。
 ※ランチェスター戦略という戦争理論について勉強するといいよ。

上にも『すでにその市場を抑えている「強者」にあとから入ってきた「弱者」が勝てるわけもなく』と書きましたが、「強者」のマネごとをした「弱者」はものすごいスピードで「強者」に駆逐されます。

だからこそ「強者」について学ばないといけないってのもあるんですけどね。


結局どうしたらええねんって話

で。

「強者」のマネをしこたましてきて。
「強者」にたくさんお金を落としてきて。
今も「弱者」である私が今何をしているかというと。

「強者」の今を学んでいます。
「強者」の過去も学んでいます。
「強者」にとってはコスパが悪いから手を出さないけど、私自身がやりたいことをひたすらやっています。

今でも「西野亮廣」さんのオンラインサロンは入っているし、色んなジャンルの「強者」の話を脳みそにぶち込み続けています。

でもその人たちに過去や、その人たちが「今やっていないこと」を延々とやっています。
もちろん「私自身がやりたい」「楽しいと思える」は大前提です。

そんな感じの2024年5月現在です。


では。


スタジオパッチ
いけもとしょう


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#66 おばけのパッチ3周年!今後30年間でやりたいこと全部話しました


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