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【イタリア】接客開始!褒めて伸びる39歳

天気のいい週末。
バスに乗って出勤するのはいいですね。
たった20分ですが、noteを書く時間にもなっています。

週末は、一旦 Sushi 開発を中断し、
ウェイトレスと料理の一部を担当しました。

春になったとはいえ、夜はまだ肌寒いです。
海辺にあるレストランは、日中に人が増えます。
土曜日の夜と日曜日のお昼に入りました。


初めてのレストランだけれども、
どこもやっていることはだいたい同じだろうと、
誰に支持されるでもなく、自分から仕事を見つける。

見た目20代と予想され、実際は39歳だと公表したので、
受け身ではできないおばさんになってしまう。

率先して、掃除とテーブルセッティングを
見様見真似で行っていく。


さらに任されたのは、生食のメニュー
「cruditè (クルディテ)」と呼ばれる料理です。
生のエビや貝類(ムール貝、赤貝、あさり等)と
サーモンとマグロを粗いみじん切りにしたタルタルを
お皿に盛り付ける作業です。
(イタリアでは貝類も生で食べるんですよ)
ベビーリーフや花、フルーツなどをのせ
見た目にも華やかにして出すのが流行です。


接客の流れ

準備していると徐々にお客さんが増えて来ました。

まず、メニューを持って行き、お水は炭酸水か炭酸なしか聴き持っていく。
注文はベテランに任せて、取り終えたらパンを持って行く。
注文票を見ながら、次に出てくる料理とテーブルを確認。

そして料理を食べ終えたらお皿を下げ、
次の料理を作るようパソコンから指示を出す。

食べ終えたらコーヒーはいかが?と聴く。
会計へ向かったらテーブルを片付け、
また、セッティングをする…

この繰り返しです。


接客の傍で、クルディテが入ります。

見本がどんなものか分からないけれど、
取り上げず盛り付けていく。すると、
スタッフはみんな喜んでくれました。
すごい!美しい!キレイだ!」と
褒め言葉の連続。もっと頑張れるヮ!

私はサラダや花を使いすぎてる?と尋ねるも、
ここのスタッフはいつも
あなたの好きなようにしていいのよ!」と
言ってくれます。なんて自由なんだ!
そんなことよりも、お客さんに喜んでもらえることの方が
いいのでしょうね。
どうしても一主婦として、節約モードになってしまいます。

土曜と日曜で、およそ10皿は仕上げたと思います。


持って行った時のお客さんの反応が気になり、
表情を確かめてしまいます。
(盛り付けの写真を撮るの忘れました。
それどころでなく夢中だったので、また次回)


さて、二日間の接客を行いました。
勤務は1日6時間ほどです。
前職は一日中だったので、今のところこれが心地いい。

注意されることもなく、褒めてもらえたのは何よりのご褒美。
また、何でも言い合えるし、しっかり意見できる
度胸」も前職で身につけ、躊躇せず使えたので、
清々しい気分で仕事を終えることができました。


さぁ、来週からはいよいよ新 Sushi の発表!
食材はどれを使うのか、準備と流れはうまく掴めるのか!
さらに、バーテンダーとのカクテルとの打ち合わせも。
どのような提供をできるのか楽しみでなりません。

また、報告しますね。

木々の向こうに見える海を見てはホッとしています

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