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イタリアのキッチン用品〈デパート篇〉

今季のセールが始まりました。
イタリアでは「SALDI」と言います。
昨日は、服の購入品と流行をつかむための物を紹介しました。


イタリアのデパ地下

街で唯一のデパートを散策!
イタリアで、「デパ地下」と言っても、食品売り場ではありません。日本では、この言葉を聴くだけで、美味しそうな印象を持ちますが、イタリアではそうとは限らず、それぞれの地域で配置の決まりはありません。


この街のデパートの地下一階は、食器やキッチン用品、寝具や子ども服を販売しています。

月に一度行くと、商品の入れ替わりがあり、ただ訪れるだけで目の保養になります。どんなものがあるのか観ていきましょう。


エレガントなキッチン


ナチュラルスタイル

白・ガラス・木製・黒という、これぞオシャレの見本。組み合わせに失敗することがないですね。憧れの棚をそっくり家へ持って帰りたいほど、観ていてうっとりします。

イタリアでは、食器をまとめて買う場合、6つで一組となる場合が多いです。5人家族なら一つ多いけれど、割れることやお客さんを招くことがあるので、余分という感覚はないように見受けられます。


和食器とのコラボ

北欧がらのような落ち着いたデザイン。テキスタイルに濃淡で柄を表現する控えめさが、高級感を高めます。
テーブルクロス・エプロン・鍋つかみ・キッチンマット・クッションなど、揃えることで統一感を出せる。一度は試してみたいキッチンのコーディネートです。

注目なのが、そこに合わせる和の陶器。青みがかったグレーと黒のグラデーションは、料理を引き立てながら存在感もある。洋と和の融合です。

オレンジのアクセント

ランナーのオレンジが印象的なテーブルセッティングです。器の下に、さらに一枚プレイスマットを敷くことで締まりが出ます。

実はこの器白に見えますが模様が付いています。

自然を模したデザインに、やすらぎや優しさも感じます。今までに見たことのないタイプの器に思わず写真を撮りました。
ナチュラル系のセッティングなら、どんな食卓にも溶け込みそうです。まとめて買いたくなります。見せる食器として飾るのもいいですね。


夏の演出


紺でまとめて

海と共に暮らすこの街の人は、本当に海が好きなんだとつくづく思います。仕事の前に海、休憩に海、学校終わりに海、暇だから海と、何かにつけ海に行く理由を並べます。

海デザインの食器や雑貨は欠かせない夏の演出です。
今年は、ヒトデ型の器や珊瑚のデザインのほか、テーブルランナーも濃い青を採用し、落ち着いた雰囲気があります。

オレンジ色のシールが付いたものが、セールの対象品です。


爽やかなデコレーション

こちらは、クッションや雑貨で夏を盛り上げます。珊瑚や魚のクッションカバーは、手が込んでいる刺繍です。
ガラスの花瓶やキャンドルたてもカラフルで涼しそう。



イタリアらしい派手さ

色を楽しむ

イタリアでは、原色の器を並べることは珍しくありません。眩い色ですが、ガラス食器やテーブルクロスによっては、主張しすぎないセッティングが可能です。
また、家庭でもレストランでも、一枚ずつ違う色の食器を使うこともよくあります。バラバラな印象はなく個性として感じるのは、イタリアンという食事の華やかさに秘訣があるのかもしれません。


派手な柄

季節を問わない柄は、セッティングのバリエーションの一つとして持っておきたいですね。
テーブルクロスは、同じ柄で大きさや丸や四角形などを揃えているので、どんな家庭にも使えます。


キッチンツール

料理道具は、眺めるだけでワクワクするのはどうしてでしょうか。持っているのに、新しいものが出ると、欲しくなってしまいます。

一つ見つけました。

ブロッコリーを茹でた時に、ラヴィオリなどの大きなパスタを掬う時に、卵をお湯の中に入れるときに、野菜の水切りをする時に、煮すぎないように、食材だけを取り出すときに…
使いたいことで、色々な言い訳?いや、使い道が出てきます。これだけ並べると、買ってもいいような気がします。
我が家にあるって?あれは、ステンレスだから、鍋を傷つけそうでフライパンでは使いにくいの。と、本当、欲しい時の欲求って恐ろしいですね。


丸いカップ

思わず手に取ってしまいました。丸みが可愛い。
MAXWELL WILLIAMS を調べてみると、オーストリアのブランドでした。他にも、気になる器がたくさんありました。日本にはまだ店舗がないので、新しいもの好きなら、今から押さえておきたいブランドでしょうね。


イタリアブランド guzzini 

1912年にイタリアで誕生した老舗ブランドです。
特徴はなんと言っても、ガラスのような見た目の樹脂でできた食器
落としても割れる心配がガラスよりないので扱いやすそう。夏のピクニックや庭での食事の際に、ガラス同様の演出ができます。持ち運びも洗うのも簡単だから、小さな子どもたちでも扱いやすいのも◎


寿司食器セット

最後に、お寿司を食べるようのセットがありました。その名も「TOKYO」。
お箸二膳と食器だけで、18600円のところ、なんとセール対象30%オフで、
約9500円もします!高ひー

普通のキッチン用品店へ行けば、もっと安く2000円で揃うと思います。どんな人が買うのか気になります。寿司好きの人へのプレゼントでしょうか。日本に恋焦がれていたら買うかもしれませんね。



今日は、デパートの地下にあるキッチン用品コーナーを紹介しました。
気になるものはありましたか?ぜひ、コメントで教えてください!

ではまた明日、ciao!

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