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【イタリア】涙が出そうな週末 〜全てはうまくいっている〜

6月2日(金)はイタリア共和国記念日のため祝日。
先週末は3日連休となりましま。

我が夫は、さらに有給を使って旅に出ました。
しかも馬に乗って。
4日間をかけて100kmほど北上した山へトレッキングに。

冬場はスキーで賑わう地域ですが、
新緑の眩しい初夏は人が少ないことで、のんびり歩みを進めたようです。


この間、飲食店は怒涛の日々となりました。

毎日私も Sushi Sushi Sushi を考える日々。
家の中が汚くても誰にも小言を言われない!
と思いきや!隣に住む義母に来てもらう用がありました。

インコの餌やりです。
只今、5羽の子どもインコがいて、
餌を定期的に与えないといけません。

仕事のためにお昼過ぎに出たら夜まで帰って来れない。
なので、義母に頼んで夕方に餌をやってもらいました。
このために、家の中はある程度片付けておきました。
一応、きちんとしていることを見せるために…
してなくても何も言われないけれど、ねぇ〜

餌は、朝起きて、家を出る前に、帰宅して夜中に…
と拘束される。
ほかにもインコがいますから、水を変えて、餌を追加して…
さらには、友だちの家の庭でインコを飼っているので、
その世話もありました。


インコに縛られる中、
私の Sushi プロジェクトは、徐々に前進しています。

新たにメニュー表を印刷してくれました。
そのために注文がたくさん入るようになったんです。

金曜日はいつもの倍以上作ったのに、
あっという間になくなりました。

もう目が点です。どうしよう…
余るほど作ってと指示されたにも関わらず、
また売り切れてしまった。。。

でも、目一杯時間配分を計算して準備したけれど、
一人じゃどうしようもないほど売れていきました。

120個を作り、1つ1,5€だから、
単純計算で日本円で25000円です。
倍は売れたかもしれなかった…
しゃーやない。どう考えても一人じゃ無理。
今後、どのように軌道に乗せるか調整の余地があります。

気合いを入れた土曜日

いつも人が溢れる土曜日、
Sushi をさらに増やすことに。

朝から出勤。途中インコの世話をしに友だちの庭へ行き、また戻り再開。

夕方の開始時刻に間に合わない‼︎ と
バタバタぶつぶつ言いながら作っていると、
サラジェシカパーカー似のシェフが近寄ってきて、
背中をさすってくれました。

思わず「泣きそうになる〜」と言うと、
彼女は「エネルギーを送っているのョ!」と。
いつも前向きで太陽のような明るい人なので、
またしばらく頑張れました。

そして、開始時刻少し過ぎましたが、
作業を完了することができました。

勤めているのはイタリアンレストランです。
私は夕方のお酒を飲む時間帯だけ厨房を使うことができます。
Sushi の提供はほかのスタッフに任せ、
ホールとして接客に回ります。

その前に…

やっと一息

みんなから遅れて一人で食事。
今夜は大勢の予約が入っているために、
パニーノをみんなで注文していました。

ローストビーフと、肉厚な茄子のグリルと、
イタリアンパセリのソースが入っています。
もう、絶品‼︎ 夕陽を浴びながら味わいました。

なんて美味しいんだ!!
任務完了し、食べ終えて満足!

厨房に戻り、汚れた口を綺麗に拭いていた時、
思い出したんですが、ここ数日、夜帰宅すると
化粧が落ちて下瞼が黒くなっているんです。

誰も指摘してくれない!恥ずかしい。
と思い、口を拭いたナプキンで目元をゴシゴシ…

すると、後ろにいた厨房のスタッフが何か言ってきます。。。

「どうしたの?何があったの⁈ 言ってごらん!」と。

エッ⁈ … … …

泣いていると思われました。

それでみんな「な〜んだ!紛らわしい」と笑っています。

ですがシェフは嬉しい一言を言ってくれました。
何かあったら私が守ってあげるから、いつでも言いに来て!」と。
さらに、「これは、みんなにはしないよ。
あなただけだからね!
」と。

こんな名誉がどこにあるでしょうか。

「その気持ちに泣きそうだヮ」とまた言いました。
ありがたいお言葉に胸が熱くなりました。
なんて幸せ者なんでしょう。


この日は、ほかのスタッフも私のミスをカバーしてくれて、
怒らずに先の忠告をしてくれる。
どうしてみんな今日は優しいの⁉︎

さあ、Sushi のあとはレストランで接客。
ホール責任者が結婚式列席のためお休みで、
人手が足りないのでシフトに入りました。

長時間だけれども、なぜか疲れを感じていません。
全てがうまくいっているからだと言えます。
なんて、調子に乗っていますが、

実はパニーノのを食べた後に、
エスプレッソと高麗人参入りのコーヒー2杯を
合わせて飲んだからです。
今日の私には効きました。

そして、無事に勤務を終えて帰宅。

夫も旅から帰ってきていました。
彼の話をそこそこに、今日一日のできごとを
マシンガンの如く喋り続けました。
もう眠い…とベッドに行っても追いかけて話し続ける私。
4日間も一人にさせたんだから、このくらい覚悟しなさいよ。
嬉しくて尻尾を振る犬のようにじっとしていられない。
コーヒーのせいでしょうね。

なんだかんだやり切った一日。
おかげで夜はぐっすり眠れました。

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