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【イタリア】6月の風景

日中の陽が照っている時は、
ジリジリ焼けるような暑さです。

雨の多かった先月から一転、
もう夏が始まっていて、海辺の駐車場は
満杯になるほど賑わっています。

先日、自転車でウロウロした時に
気になった風景を収めました。
一つずつ紹介していきます。


閑静な住宅街

3、4階建ての低めの住宅が並ぶ地域。
車種や人の雰囲気を見ていると、
富裕層が多いことに気づきます。
全身をリネンの服で身を包んだり、
髪から靴まで完璧な装いだったり、
手入れのされた大型犬を連れていたり、
海辺に近いこともあり優雅な暮らしぶりが垣間見れました。

左には生垣を手入れする人の姿。
電動ノコギリで伸びた枝を切っています。
業者なら、クッタクタのTシャツに
焼けた肌が露わになりますが、この男性は、
暑くても長袖シャツで作業していることから
住人かもしれません。


教会のある通り

遠くにある高い建物の屋上には、十字架が掲げられています。
その下には鐘楼が。
この地域に根付いた教会で、鐘は定期的に時刻を伝えます。
1時なら1回、6時なら6回、11時なら11回鳴ります。
時計を見なくとも、聴くだけで何時か知ることができます。

日曜のお昼時、誰も歩いていません。
家でゆっくり食事をしているのか、海に行っているのか。


海辺のカフェ

朝食やおやつ時に賑わうお店。
海を見ながらコーヒーや軽食を楽しめます。
赤い椅子とテーブルは、ジェラートメーカーのロゴが。
白いパラソルと相まって何だか食欲そそります。

入り口の真ん前に足のついた四角い箱が見えます。
これはテーブルサッカーという、
大人も子どもも性別問わず夢中になるゲームです。


また隣には屋内型の子ども用メリーゴーランドや
コンクリートのグラウンド広場があります。
ミニレンタカーで走り回っている子どもを横目に、
小腹が空いた時や親たちの休憩になくてはならない場所になっています。



もうすぐ着く!

「今どこ?」

「歩いて向かってる。
どの辺り?」

「階段降りた右側!」

「あと2秒で着く!」

「OK!」


こんなメッセージのやり取りがあったかどうかは分かりませんが、

急足で歩く後ろ姿から、心の弾みが感じられます。
友だちやとの待ち合わせなのでしょうね。

海で何するって、ちょっと泳いで、会話に花を咲かせて、
また泳いで、横になって、軽く食べて、泳いで、またね!
という、特別なことは何にもないひととき。
これが正しい海の過ごし方と言えます。
夏休みになればこれがほぼ毎日ですから幸せですね。

今日の日の入りは21時頃。
これから夏が始まるかと思えば、
今月は夏至があります。不思議な感覚です。
今のうちに、長い日中を満喫しておきたい。

20時過ぎの南西の空

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