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【イタリア】飲食店へ面接に行きました。求められるSushi

ただいま転職活動中です。

現在は日本食レストランで働き5年過ぎました。
この間、言語の向上と接客技術を身につけ、
次の段階へ行くべきだと考えるようになりました。

というのは表の気持ちで、
本当は、ブラックであることの不満と
もう彼らと過ごすことに疲れたことが理由です。
ですが一番の問題はココ、

夫が私を忘れかけている…

ほぼ毎日昼と夜に仕事へ行くので、
毎夜と週末は一人で食事やお出かけをしています。
これが5年も続くとそれが当たり前になり、
唯一の休みである月曜日に二人で過ごしていても、
私の存在を忘れるように自分の世界へ没頭していきます。
食べていても無言で黙々。スマホはずっと見続ける。
トイレにこもって出てこない…笑

これはさすがにマズイと思い、
辞める方向で動き出しました。


日本の求人サイトに応募したり、
イタリアのネットで探したり、
行きたいところに目星をつけたり、


理想は日本企業へ就職したいのですが、
なかなか決まりません。

でもこのままズルズルとは行きたくない。
そんな時にあるレストランから声がかかりました。
一度イベントで呼ばれたことがあり、
今回も同じような内容ですが、
きちんと契約すると言ってくれました。

まずは今働いている環境を変えるのがいいのかもしれない。

さっそく話をしようと、夫と供に行きました。
元々は夫と知り合い。
今回連絡するために、昔のスマホを引っ張り出して、
充電し電源を入れて電話帳から見つけ出したようです。
snsを使わず、電話してくるところがいい。


話し合いという名の面接

海岸通りのカフェ兼レストラン。
元々あったお店を購入・改修して2年前に開店。
店舗は小ぢんまりしていて、外の席を充実。
冬は暖かく過ごせるように囲い、
夏場は開放感ある空間にするようです。

私がするべきことは「接客」と、
sushiを作ること」。


またきた…



この人から電話がくるのは、
Sushiを作って欲しいと頼まれる時。
前回は、他の店舗で単発のイベントを
やって欲しいと言われた時でした。

イタリアにはアペリティーヴォという、
夕飯の前に、お酒と軽食を楽しむ習慣があります。


今回は、海の見えるこの場所で、
夕日を見ながら軽くSushiを食べることを売りにしたいと。

そこで再び声がかかりました。

やっぱりな…


この街に日本人は約15人しかいません。
みんな子育てをしたり専業主婦をしたり、
Sushi に携わる人はほとんどいません。

他にも声をかけようとしたけれど、
やっぱり若いし君にしたいんだと。
39歳でもいいですか。

本当は Sushi はしたくないんです。

Sushi レストランで働いていていつも思うのは、
下準備に手間がかかる
シャリ、ネタ、盛り付け、どれも手を抜けない。
万全な体制を整えないとうまくいかない。

そこに踏み入れることになるのか…


でも求められているのから仕方ないのかもしれない。

学生時代の彼の親が経営していた
高級日本料理店でのアルバイトから始まり、
京都の一流料亭で食事もしてきたし、
日本食に触れる機会は多くありました。
そしてイタリアでも二軒も日本食レストランで働いている…

人一倍、Sushi とは切っても切れない関係にあるのかも。


良点と欠点

今、まだぼんやりとしているので、
ここにまとめます。


メリット
・海を毎日見れる (一番最初にくるw)
・待遇を良くしてくれる (友だちなので)
・時間外労働もきちんとしている (当たり前)
・家族や人生を優先にしていい (有難い)
・コーヒーの作り方を学べる (目指せバリスタ)
・カクテルも学べる (お酒飲みませんが)

デメリット
・遠いので移動手段が必要 (ヴェスパ買うか)
・Sushi を作る (あまり乗り気じゃない)
・ほぼ屋外なので寒そう暑そう焼けそう (苦笑)


デメリットが少ない。
Sushi の比重は大きいけれど。

でも、ワイングラスと Sushi とで、
オシャレな演出ができたらきっとヒットする。
これが「映え」でもしたら勝つな…
という、挑戦したい気持ちも根底にはあります。
これは、私の成功例になると思うから、
やってみる価値は大いにあると感じています。

もう後戻りする理由は見当たらない。
ここで一先ず決断をする。

私、転職します!


さぁ、これから今の職場に交渉。
円満に退職できるよう気張ります!

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