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【イタリア】スーパーで見たニッポン🇯🇵
ここ数年、行きつけのスーパーが変わりました。
家と職場の間にあり、駐車場が広く地下に停めることから、
風雨にさらされることなく行き来できます。
私にとっては巨大すぎるのですが、品揃えは豊富。
これまでに出会ったことのないニッポンの品もも見かけました。
では気になったものを紹介していきましょう。
醤油コーナー
なんといってもキッコーマン!
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イタリア人にとっても発音しやすい名前ですが、
認知されているかどうかは知りません。
しかし醤油と言えば、このボトルだと思うのは間違いないでしょう。
普通の醤油や減塩以外に、たまり醤油が並ぶのも当たり前になりました。
この5年の間で、キッコーマン一択だったニッポンの醤油が変化しています。
もっと手頃で見たことのない外国メーカーも増え、
キッコーマンと並ぶまで成長しました。
そして、日本のメーカーも海外進出の勢いが止まりません。
「ヤマサ」も有名どころの一つ。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/130694820/picture_pc_f9cd0ee2357bdde640caae6d3f32c439.png?width=800)
こちらはパッケージが現代的でいいですね。
日本人にとっても馴染みやすく、外国人からも
ニッポンを感じ取れるデザインだと思います。
と言いつつも、香川県で生まれ育った私にとって、
千葉県のヤマサはあまり縁のない醤油です。
TERIYAKI
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10年前にヨーロッパを旅した際、オランダで初めて
Teriyaki というものが既に市民権を得ていると感じました。
その頃、イタリアではまだ知る人ぞ知るものでした。
それがどうでしょう。一種類どころか、選べるほどに増えました。
ここで注目してほしいのが、メーカーです。
「盛田」という名前も、私にとって馴染みのないものですが、
小豆島出身の先輩から、現状が伝えられました。
「小豆島のマルキン忠勇は、名古屋の企業に買収された」とのこと。
しかし、小豆島で製造され、名前も受け継がれているのは、
ありがたいことです。
先日、フィレンツェの友人から、
別のスーパーが出しているプライベートブランドの醤油にも、
「Shodo-shima」の記載があるとメッセージが届きました。
やはり、盛田によるものだったんです。
このテリヤキは、盛田本家のもの。
イタリアでは見当たらない日本独特のボトルは、
使いやすさを重視していることが伺えます。
味だけでなくこの良さにも気づいてほしいところです。
醤油について語り出すと止まりません。
ここで止めておきます。
飲み物コーナー
スーパーで初めて見ました!
ついに、お茶のペットボトル。
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緑茶と言えば伊藤園の「おーいお茶」。
手の届くところまで来ました。長かった。
このボトル自体も、イタリアのものと違います。
日本ではお馴染みの、白いキャップの押してもつぶれにくい素材。
イタリアのものは全て一瞬で潰せるほど柔らかいんです。
環境に配慮しているんだと思いますが、こぼしてしまうこともしばしば。
値札に注目
スーパーの罠に引っかかるところでした。
中央の €1,49 に安い!日本と同じ値段?と喜んだのも束の間。
そんなはずはないと凝視。
「KOMBUCHA」に騙されるところでした。
右端の
「ITO EN GREEN TEA MATCHA」
€2,49
とは言いつつも、劇的に高いわけではありません。
今の円に換算すると 400円相当!
円安で手軽に買うことができそうです。
味は…今度、確かめてみます。
オーガニックスーパー
諸外国で、日本食は「健康的」だと思われています。
油を使わない料理や、魚をよく食べること、
お米が主食であることも、痩せている秘訣だと見られています。
そんな日本の料理は、食材面でも注目度が高いです。
乾物コーナー
日本人が健康的で艶やかな印象を与える一つの要因として、
海藻を食べることがあります。
ですが、イタリアでは「黒い食材」に抵抗がある人は一定数います。
イカ墨のリゾットやパスタを食べる人たちなのに不思議ですが、
海苔の黒光りした太巻きや細巻きは、不気味な印象を与えるようで、
裏巻きの方が人気があります。
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昆布も、黒くまだ謎めいた食材ですが、
料理界では好奇心旺盛なシェフたちに使われています。
昆布は、日本の出汁に欠かせないものや、
ミネラルを含んでいること、また「旨味成分」があることも
知られてきていますが、一般家庭への普及にはまだ時間がかかりそうです。
ひじき
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以前は、日本から持ってくる食材の一つでしたが、
ひじきは簡単に手に入れることが可能になりました。
ですが、この小さな袋で値段が €11,40 (1800円相当)です。
今度は値段が高すぎて手が届きません。
昆布に比べて、食べ方が分かりやすいですが、
本当に日本食として味わっているのかは謎です。
インスタで「ひじき・料理」とイタリア語で検索してみると、
ほとんどが日本人の投稿でしたが、ローマのあるシェフが
既に料理に使っていました。
メインではなく、アクセントとして存在しています。
おそらく味はそこまで感じないでしょうが、
スープに混じる黒い食材に興味を抱くことでしょう。
生しいたけ
以前は、中国産の乾燥したものしか見たことがありませんでした。
幸いにもあまり好きではないので買いませんでしたが、
生のしいたけを見つけて、食べてみたいと思えました。
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小さくて軸が細いですが、注目したいのが産地です。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/131819376/picture_pc_82a5f673cade11c68d007c6c813d7171.jpg?width=800)
ヴェネト州というイタリア北部で作られています。
日本でポルチーニ茸があるのと同じように、
しいたけもイタリアで育つんですね。
さすがに松茸はまだ見たことはありません。
これらの高い食材は、自分用に買うにはもったいないと感じますが、
お友だちや日本に興味がある人を交えての食事会や、
勤めているレストランで料理の提案など、
いつか使いたいなと考えています。
手に入れた時には追記します。
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