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いけもんのYoutube学習⑰

タイトル:【ビジネス本要約】D2Cとは?アニメで分かりやすく解説!【D2C 「世界観」と「テクノロジー」で勝つブランド戦略』】

視聴回数:速度1.5倍 2回
視聴時間:30分
レポート作成時間:25分

この動画では、著者 佐々木康裕さんの「D2C世界観とテクノロジーで勝つブランド戦略」の要約がされている。

 D2Cというビジネスモデルが台頭してきているのは「小売業界のパラダイムシフト」が背景にある。
その実例として、アメリカで1986年に創業し、当時3300店舗にまで拡大していったマットレス会社マットレスファームは、最大手企業から一転、倒産に追い込まれてしまった。そのころ創業わずか4年で急成長し今も好調のCasperという寝具ブランドがいる。
 「オンラインでマットレスが売れるはずはない」と決めつけていたマットレスファームの代表はデジタルへの投資をせずに旧態依然とした販売を続けていた。一方Casperはテクノロジーと小売を掛け合わせた新たな業態を確立!さらにモノづくりのみならずメディア発信にも力を入れていた。これによってCasperには単にマットレス会社ではなくライフスタイルブランドとして築いていった。

 どんな業界においてもD2C
「自社で企画・製造した製品を仲介なしで直接顧客に販売する仕組み」
を活用する潮流が来ている。D2Cブランドの特徴は、
「社内にデータサイエンティストがいること」が一つ。
社員の10%程度、エンジニアやSNSマーケティングのプロをそろえている。重要なことはデータ分析・顧客とのコミュニケーションを重ねていくことで
「相手に寄り添ったサービス提供、効果的なアクションをしたり、広告代理店を介さずにSNSを通じて直接お客様・ファンと強固な関係をつくったりする」こと。

 テクニック面に限らず、
「企業・ブランドの理念やビジョン」も重要。自社のサービス・モノを通して世界観を作りこむイメージ。
AWAYというスーツケースのブランドは、商品(スーツケース)の写真ではなく、人物やシーンの写真をメインにして顧客に「旅に行きたくなる」その時にこのキャリーバックが素敵!とイメージを持たせる。実際に手にした時の愛着と信頼を育むことができるので、他社が模倣してきても顧客を奪われることはなくなるのだ。

 これからの消費者の層は「ミレニアル世代(1981年~1997年生まれ)」と「Z世代(1998年~2016年生まれ)」が大きくなる。この層は単なる商品の品質や価格の安さではなく
「ブランドが発信する世界観」に共感し、ファンになる。
そのため、企業やブランドは自分たちのスタンスを明確化し、他社と差別化された世界観を発信していくことが求められる。

「ブランドが発信する世界観」に加えて、「環境や倫理への配慮がなされたモノやサービスに対してポジティブな印象を持っている」という面がある。

自分の行動、嗜好への一貫性・個性を重要視しているところも忘れてはいけない。

ここまでの話をまとめると、
D2Cブランドが成長しているのはこれまでの小売りの「単にモノをたくさんの方に買ってもらう・利用してもらうこと」を目指しているのではなく、
「顧客・ファンとのリレーション(長い関係)を通じて売上を作ろうと考え、LTV(顧客生涯価値)の最大化」を目指しているからだ。

最後に、ネット販売で成長する企業・ブランドも実店舗を構えていることが多い。それは、
「実店舗で実際に手に取ったり、店員さんと話したりすることでブランドへのロイヤルティが向上するため」
【ハイタッチ(人の温もりが感じられる顧客戦略)×ハイテク(それを背後から支えるテクノロジー)】の両方が大切になってくる。

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