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#24「人間が嫌になる。」

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「天国の記憶を思い出せば、人生に奇跡が起きる!」は、
シリーズものです。初めての方は、
#1人生に奇跡を起こす方法!」からご覧ください。
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ロボットになった僕は、
色んな感情をインストールしていって、

それなりに理解が出来るようになってきた。笑

けど、どうしても理解できない
感覚があった。

それは、

・戦争
・環境破壊
・飢餓
・暴力
・差別 etc・・

といった、人間の圧倒的にネガティブなところ。

同じ人間同士で、なんで
こんなことが出来るのか。


理解出来なかった。

僕は、感情は薄いんだけど、
「共感」はあるし「痛み」は感じる。

その人が痛いと思っていること、
ツライと思っていることと、

同じことを感じてしまうのだ。

例えば、自分の子どもが熱でうなされているとき、
変わってあげたいなーと思ったり、

パートナーが、苦しんでいるときに、
何か出来ることはないかなー。

って思ったことがあると思うけど、
それと似ていて、

「共感して心が痛くなる。」

という能力は、非常に高かった。
きっと、これも天国の感覚。

感情を感じないけど、
共感と痛みはある。

なんか矛盾しているようだけど、
本当にそうなんだもん。


特に、「環境破壊」や「戦争」については、
木とお友達という感覚もあって、

とても心が痛かった。

もし、今住んでいる家を、
少しずつ壊していったらどうなるか。

住むところがなくなる。

自分たちの住んでいる地球を壊すことは、
自分で自分の首を絞めるようなこと。

こんな誰でも分かることを、
なぜやっているんだ。

小学生なりに、大人たちに聞いてみた。

「なんで戦争するの?」
「なんで環境破壊するの?」
「なんで差別するの?」

誰1人、答えてはくれなかった。

知れば知るほど、心が痛過ぎて、
この話を誰かにしても、

「みんな無関心だった。」


それよりも、目の前の何かの方が
大切なようだった。

このとき、僕は心の底から思ったんだ。

「人間はもうイヤだ。早く天国に帰りたい!
いや、でも僕も同じ人間だ。」

自分が人間であることがイヤになる。

という訳の分からない
苦しみに悩むのでした。

つづく

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