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女優さんの不倫と視覚的強さ

(この記事は、2023.07.09に公開したブログを元に再投稿しています。)

こんにちは、
売れるメッセージとデザイン性の融合で反響を生む広告に変える
《 🧏‍♀️女性視点専門IKEDesign 池本です!


今日は
[ 視覚的強さ ]
の話について
お伝えしたいと思います😊


先月くらいに、
ちょっとワケあって
日本和装さんのLP
(夏バージョンのWebページ)が
リリースされたので
チェックしていたのですが。


偶然・・・
不倫騒動の女優さんを起用されて
いらっしゃいました。。。


日本和装さん、
ググるとすぐ分かると思いますが
そのビジネスモデルから賛否があるんですね。

(実は私は実際に着付け教室で習ったことのある方から
 直接インタビューをさせていただいた経験もあります…)


その点についてはここでは触れませんが、
ただ、毎回イメージキャラクターである
有名女優さんの写真はやっぱり素敵だし
Webページの色使いなんかも女性にとって
「可愛い♪」って思うデザインになっているんですよね。


きっと、あまり調べずに見た方は
「いいな♪」と思うだろうなと
想像してチェックしていたんです。



でも!!
あの不倫騒動があり、
そういえば・・・
LPのファーストビューは どうなったのかな?って
気になって確認してみたんです。


▲ファーストビューとは、LPなどWebページのスクロールせずに
最初に目に飛び込んでくる部分のこと。


ファーストビューには、ほとんどの場合
キービジュアルと言って、この図のように
写真やイラストが入るのですが、その写真が女優さんだったわけです。


確認してみると、やはり女優さんは削除され
一般人の方の後ろ姿の
キービジュアル“に変更されていました。
(講師の方か、受講者の方っぽい写真です)


元のファーストビューにも
小さく入っていた「サブイメージ」を
「メイン」として急遽差し替えた形ですね。


でここからが本題。
コレを見た瞬間、

あ、、「視覚度が一気に下がったなぁ」

と感じてしまいました。


《視覚度》とは、
絵的な要素(イラストや写真など)がおこす視覚的な強さのこと。

見た目の強さや影響力が強いほど、「視覚度が高い」と言えるそうです。
特に写真よりもイラストの方が強く、風景写真は低い。

参考: 視覚デザイン研究所編集室「レイアウト基礎講座」 ,株式会社視覚デザイン研究所,1998年10月20日,P.12-21


やっぱり・・・
女優さんの笑顔って華があって強かったんですよね。。。


ですが!
女優さんの個人的強さもモチロンありますが、女優さんだけではありません。

人は「人の顔に注目する👀」性質があるんです。


実際、レイアウトに関する書籍の
一部をご紹介しますね^^


訴求度の強弱 —人と顔に注目する 一般的に人間が最も強い訴求力をもち、 とりわけアップにした「顔」は最も強い。 最も弱いのは雲や海などの風景であり、 人の気持ちを静かにさせる。

引用: 視覚デザイン研究所編集室「レイアウト基礎講座」
,株式会社視覚デザイン研究所,1998年10月20日,P.21


こちらの書籍、かなーり古い本で
ナント!印刷が白黒なのですが
デザイン学校に通った経験のない私にとっては
「軸」となる良書でした!!

(白黒ゆえに分かりやすいのかも?)


32枚の写真が並んでいる中
20秒間、眺めた後
「どれが見た写真だったか選ぶ」
という問題を実際やってみますと、、、


人の顔と猫の写真
だけは
強く記憶に残っていました。
(特に坊主の子どもの笑顔✨)

実際に、それだけ強い印象に残るということですね。



▲このような感じです、いかがですか?(※上はIKEDesign作)


 ━━━━━━━━━━━━

  • 一番は人間

  • 次に動物

  • 次に個人的に興味あるモノ

という順番で、印象に残るとも言われます。

 ━━━━━━━━━━━━



赤ちゃん」と「女性」と「動物」は強い
という話も良くみかけますよね。

(※男性は女性の写真に反応するけど、
 女性は男女での差異は無いという研究も)



ただ、販促物の制作で使う場合、
どんなシーンで どんなトンマナ
仕上げるかにもよるので
注意が必要ですが・・・


もしも、
イメージと合うとするなら・・・
チャンスかもしれません。


例えば

 ━━━━━━━━━━━━

  • 30代女性を単独で入れるのではなく
    赤ちゃんを抱っこした女性にする
    (テーマと合っているなら、です)

  • ライフスタイルを感じるイメージ写真なら
    動物などペットも入れてみる

     ━━━━━━━━━━━━

という工夫ができますよね✨


ただ、環境にもよるので
結果はテストしないことには分かりません。
(広告バナーで猫が勝った、という結果を見かけたことも)



でも、たまに、
無理やり赤ちゃんや子どもを使ってる
バナーを見かけませんか・・・?

最初は注目されるかもしれないですが
内容にそぐわないものは
違和感を感じたり、
信頼性を無くしてしまう

可能性があるので 注意が必要と考えます。


例えばイラストは強いかもしれないけど、
優雅な雰囲気にしたい場合
カジュアルすぎて適さない場合もある、という具合です。



ということで、
今日は人の顔、とりわけ
興味がある顔だと 視覚的に強い!
という話をシェアさせていただきました。


もし、キービジュアルを
「モノ」だけで「人」でテストしていなければ
画像だけを差し替えたABテストを
やってみる価値はあるかと思います!


それでは、今日はこの辺で。
素敵な一日をお過ごしください^ ^





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