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説明より解説

「今の子供は、説明は聞かない」

とよく言われることがある。確かに聞かない。いや、私も聞かないかもしれない(^^)。

が、解説は聞くと感じている。だから授業で作業の仕方を説明するとき、説明は極力短くし、作業に移らせ、できないときできたときの解説を丁寧にするというのがいいと考えている。

今、子供達が触れているコンピュータゲームやiPhoneは、使うための説明がほとんどない。iPhoneを買った人は、iPhoneの説明書の薄いことに驚いたであろう。これらは直感的に操作ができるようになっている。むしろ、始めるための説明が多いゲームは、「クソゲー」などと言われる始末である。

「説明はいらないからすぐにやりたい」。これが子供の気持ちであり、それができる環境にいる。ところが、「じっくりと説明をして理解させてからやらせたい。先生の話はしっかりと聞きなさい」。これが教師の気持ち。だから合わない。教師の指示に従わない子供は怒られる。しかし、そうでいいのだろうか。

命に関わるような失敗につながる可能性のある、火の取り扱いや体の動かし方等については、しっかり説明する必要がある。しかし、そうでないのならば、さっさとポイントだけ説明してやらせる。失敗したら解説を加えフォローして次に向かわせる。そういう授業スタイルが必要だと考えている。

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