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人生で最高の500円の使い方、教えます。

みなさん、毎日、毎月、それなりにお金、使ってますよね。

でも、その中で、本当に意味のある、有意義で、心の底から充足感を得られる使いみちって、どのくらいあるでしょう。

お財布の中身を見て(もしくは電子マネーの残高を見て)「あれっ!なんでこんなに少ないんだ…」と、何に使ったのか覚えていないものも多いのではないでしょうか。

そんなあなたに、人生で最高の500円の使い方、教えます。

使う金額は500円(~1,000円)。

でも、得られる心の充足はプライスレス! もしかしたら、一生忘れることができない素晴らしい体験になるかもしれません。

その使いみちとは……

スタバのeGiftを買って、大切な友人や知人、家族に送ることです!!!

スタバのeGift

すでに買ったことがある、もしくは、もらったことがある方は読み飛ばしてください……。

僕は、初めてスタバのeGiftをもらった日のことを一生忘れることはないでしょう。そのくらい感動しました。

ときは2007年。僕がトライバルを創業した年です。

設立したばかりの聞いたことのない会社に、大型の案件を任せてくれるお客様などいるはずもなく、厳しい始まりでした。

来る日も来る日も見込み顧客を探し、提案を続ける日々。まだ無名だった僕が勢いだけで受注できるわけもなく、満身創痍の状態でした。

ある日、生きる屍のような僕は赤坂見附を歩いていました。

「あれ? 池田?」

目の前に立っていたのは、古くからの仕事上の友人でした。

そのときはたわいもない話ををして別れたのですが、その後メッセで、「だいぶ疲れているみたいだったけど大丈夫か? 会社つくったばかりで大変だと思うけど頑張れ! スタバで一息入れろよ」と送られてきたのが、このeGiftでした。

涙が出るくらい嬉しかったです。

五里霧中、四面楚歌状態だった僕は、スタバで温かいラテを飲みながら、人の温かさを感じ、「まだやれる、負けないぞ」と気持ちを新たにすることができたのです。

スタバのeGiftは、大切な人に、「ありがとう」「おめでとう」「お疲れ様」という気持ちを、ドリンクチケットとして、メールやラインで送ることができるサービス。

使い方は、とってもカンタン。

カードのデザインを選んで、金額を選んで、支払いの手続きをするだけ。支払いは、スタバカード、クレカ、LINE Payから選べます。

あとは、発行されたURLをメールやLINEやメッセやDMで大切な人に送るだけ。

送られた側は、XXさんからギフトが届いています。受け取りますか? というパーミッションが出て、受け取るを選ぶとギフトが受け取れるというもの。

「お金は、自分のためよりも人のために使った方が充足感が得られる」という話があります。

ぜひ、騙されたと思って、一度使ってみてください。

500円を使ったあなたも、500円を通してあなたの気持ちを受け取った人も、とても幸せな気持ちになれること請け合いです。

スタバのeGiftは最高の推奨プログラム

最後に少しマーケティングの話を。

このスタバのeGiftは、推奨プログラムとしても秀逸なものに仕上がっています。

CRMやファンマーケティングに力を入れる企業の思惑は、顧客の満足度が向上することによる顧客本人のLTV(Life Time Value:顧客生涯価値)最大化と、友人・知人への推奨(友達紹介)です。

いわゆる、お友達紹介キャンペーンです。

でもこれ、すごくイケてないですよね。

友人や知人への推奨を促進させる「推奨プログラム」で最もやってはいけないことは、金銭的インセンティブで釣ることです。

理由は、利益が減ること、ブランド価値が毀損すること、そして、一番は、その商品やサービスが最高の価値を発揮する「文脈」が無視されていることです。

スタバのミッションは、家でも職場でもないサードプレイスを提案・提供することです。

サードプレイスの定義は、人それぞれでしょう。家や職場よりも集中できる場所かもしれないし、ほっと一息入れられるくつろぎの場所かもしれない。いずれにせよ、家でも職場でもない、3つ目の大切な場所でありたい、それがスタバのミッションです。

スタバのeGiftの何が秀逸かって、まさにそのミッションとして大切にしている「サードプレイス」としての文脈が、顧客から顧客の大切な人へ、推奨されていることなんです。

どんな文脈とともに消費されるとき、スタバの価値は最大化するか。

その文脈価値が、推奨という行為を通して手渡しされている、このスタバのeGiftは、熱狂マーケティングやファンマーケティングにおける推奨プログラムを検討する上でも、最高の事例なんです。

あなたの商品やサービスは、どんな文脈で消費されるときに、価値が最大になりますか?

どうやったら、その文脈価値を、既存顧客の推奨によって広げることができますか?

推奨したくなる「仕掛け(企画やメッセージ)」と、推奨しやすくする「仕組み(アプリやシステム)」を考えてみてください。

お得フックによる推奨ではなく、文脈価値が最大になる推奨のあり方を考える。

簡単ではありませんが、とても大切なポイントですよ。

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